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自然の中で癒されて、地域で伝道も

群馬教区の鈴木義次よしつぐさん(67)

岩の上で神想観を実修。
「私にとっては、道場のような場所です」(鈴木さん)

 「本部事務所の移転先(山梨県北杜市)は、きっとこんな場所でしょうか。不便さを心配していましたが、実際暮らしてみると楽しいですよ」
 こう語るのは、群馬県桐生市の山あいで、渡良瀬川中流沿いの築130年の古民家(2階建て)を借りて暮らす鈴木義次さん。
 鈴木さんは、平成9年まで、埼玉県で建築会社を経営していたが、不況で主要取引先が倒産し、連鎖倒産。再就職したが、ストレスから高血圧症を患い、16年退職。当時、すでに2人の子供は結婚して独立。鈴木さんは、体調を取り戻すため、妻の英子さん(68、地方講師)と話し合い、故郷である同県黒保根村(現、桐生市)に夫婦で移住を決意した。紹介されたのは、敷地は広大(約4,000坪)だが、15年間空き家で屋根に落ち葉が堆積し、その間からケヤキやスギの若木が生えるほどの古民家。不安だったが、竹や雑木を間伐し、利用できる木で屋内を改装すると、幼少期、野山で遊んだ記憶が蘇り、「自然に生かされているんだ!」と実感し、気が付くと体調も全快していた。

川に面した斜面の小高い場所に建つ
鈴木さんの自宅を背景に

 敷地内の畑では野菜も作るが、山菜やタケノコなどが獲っても獲っても生えてくるという。
 5~10月には、毎朝5時、川岸の小さく平らな岩の上で、川のせせらぎを聞きながら神想観を実修する。「昇る太陽と一体になれるようで、腹の底から生きる喜びがわいてくるんです!」。
 現在、鈴木さんは、ボランティアで地元の観光協会の観光マップを作成したり、わたらせ渓谷鉄道沿線の草刈りや枝打ちを行うなど、地域貢献という生きがいも見つけた。
 平成4年、鈴木さんは取引先の勧めで、東京第一教区栄える会の支部例会に参加して教えに触れていたが、移住後は地元の相愛会に入会。昨年、集落やボランティアで知り合った20人余りを講習会に導くなど、活動に意欲的だ。
「この地は神様からの贈り物。自然とともに、楽しく生活していきたい」。

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