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自叙伝『いのちを描く』を出版した画家の遊馬正あそまただしさんに聞く

35年間ニューヨークで画家として活躍。1996年帰国後も画業のほか、栄える会ゲスト講師を務め、現在、『生長の家』誌の表紙を作品で飾っている遊馬正さん(87)が、初の自叙伝『いのちのを描く-わが「光の芸術」への道』を生長の家から出版した。遊馬さんに執筆時の様子や現在の心境を聞いた。


 ――出来映えはいかがですか?
 とてもいいですね。半年間、編集を担当してくれた日本教文社の辻信行さん(前第二編集部部長)が、度々足を運んでくれて、励ましていただいたおかげです。ニューヨークでの徳久克己本部講師(故人)との出会いと導きのことなどを鮮明に思い出しました。彼とは「出版のお祝いを」と約束していたんですが、3月末、突然倒れ逝かれてしまって… ご冥福を祈るとともに心から感謝申し上げます。
――奥様の介護をされつつ絵を描かれているそうですね
 01年、家内は脳梗塞のうこうそくで倒れてアルツハイマーの傾向も出てきて… 週3日デイサービスに通うほか、食事、掃除、トイレの世話など何かと大変。でも家内のおかげで絵描きになれたし、苦労も掛けたから、今は恩返しの思いでいっぱい。アメリカでは遊んでダメになった絵描きもたくさんいて、私もいろいろあったけど、家内はよく我慢して付いてきてくれました。
――そんな奥様が、最近、絵の評価をされるとか…
 そう、3年ほど前からですね。絵を描いていると、突然寄って来て「この絵は良くなりましたね」とか言ってくれる。そんなことを言う家内じゃなかったんだが、不思議だねぇ。でも身内だからウソは絶対に言わないし、うれしいですね。
――今後の抱負など…
 実は10日前、初めて絵を描く気力が無くなっちゃったんです。知人に相談したら「何もしないでぼ~っとしていたら、そのうち描きたくなりますよ」って言われて、なるほどと思っていたら、昨日からまたやる気が出てきました。だから後は神様にお任せ…。好きな時に好きなものを描いていくだけです。

(4月19日、聞き手・永井暁)