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生光展

2人が最優秀の生光展賞

愛知県の川本いせ子さん、東京都の友石操さん


去る10月、東京銀座画廊・美術館で開催された生長の家芸術家連盟美術展「第32回生光展」では、愛知県長久手町の白鳩会員で地方講師の川本いせ子さん(79)と、東京都大田区の白鳩会員、友石みさおさん(60)の2人が見事、最優秀の生光展賞に輝いた。いずれも生芸連会員。
 川本さんの受賞作『祈り(大雪山寒修行)』(50号)は、北海道の大雪山で修行する修験道の女性行者を描いた日本画で、迫力ある筆致が魅力的な作品。
 「モデルの行者さんから“こんな雪じゃない”と指摘され扇風機で絵の具のしずくを飛ばして勢いのある雪を描くなど、何度も描き直し、絵に深みが出ました」
 一方の友石さんの受賞作『ビーナス誕生』(30号)は、ローマ国立博物館にあるギリシャ彫刻の背面に彫られた「ビーナス誕生」の一部を描いた油絵で、温かい色彩と立体感が特長。
 「顔はミロのビーナスの石膏像を見て描きましたが、想像を加えることで壁が破れました」
 10月11日、表彰式が行われた生光展会場で、2人から絵画との出合いなどを聞いた。



絵のモデルとなった行者も
来場して川本さんを祝福

■感謝と祈りを込めて制作
 「夢だった賞が頂けてうれしい」と語る川本さんは、昭和63年、57歳で農協を退職し、月2回、絵画教室で日本画を習った。
「認知症のしゅうとめを自宅介護していましたが、好きな絵なら自宅でも続けられると思って…」
 記念すべき第1作目の『びわの花』(15号)は、同年、当時、生長の家本部職員だった長女の和美さんの勧めで第10回生光展に出品し、初入選を果たした。
 入信は48年。和美さんが通っていた幼稚園の母親から誘われて講習会に参加したのがきっかけ。60年には地方講師も拝命していた川本さんは、制作の時、筆や紙などの画材に感謝して祈りを込めて描いている。すると、「絵が生き生きしている」と絵の仲間から評判になるほど上達し、生光展には、初出品以降、今日までほぼ毎回出品して入賞を重ねている。
 絵手紙がテーマの誌友会で講師として指導したことも。「生光展出品作を並べた個展を教化部で開くのが夢」と語る。

■夢は漫画家から画家へ
 一方、「最高の賞を頂き、大きな励みに」と語る友石さんは、昭和47年、22歳で漫画家にあこがれて福岡から上京。家電工場に勤める傍ら自作の漫画を持って出版社を回ったが、描くのが遅いことを苦に、夢をあきらめた。が、ある編集者から「デッサンをやったら」と勧められたことを思い出し、仕事帰りに週4回ほど、美術研究所で油絵を習うように。
 50年から公募の「光陽展こうようてん」に100号の大作を毎年出品し始め、60年の結婚後も続けた。
 平成5年、乳がんと診断されたが、入院中、実母の勧めで谷口雅春先生の講話カセットテープを聴き、不調和だった同居の姑に心から懺悔ざんげすると、手術は成功。その後、母親教室に参加して教えを学び、白鳩会員になった。
 生光展は平成13年から毎回出品し、18年から運営委員。
 努力家で、実力アップを目指して13年から8年間、毎年個展を開催。「絵で遊べる心境になれた」という友石さんは、「プロの画家を目指したい」と語っている。(こちらに関連記事)