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「宗教と環境」をテーマにシンポジウム

宗教者と学識者が共同で

170人が参加したシンポジウム(東洋大学)

 去る11月6日、宗教者と学識者が集まり、共同で環境問題の解決を目指すシンポジウム「第1回 宗教と環境――地球社会の共生を求めて」(宗教・研究者エコイニシアティブ、東洋大学共生思想研究センター共催)が、東京・文京区の東洋大学で開催され、宗教者、学識者、産業人など約170人が参加。生長の家から、山岡睦治・本部講師(出版・広報部部長)がパネリストとして出席した。
 シンポジウムでは、山本良一・東京大学名誉教授と薗田稔・京都大学名誉教授が基調講演(各45分)。山本氏は地球の表面温度が今より2℃上昇すると環境は後には戻らないと警鐘を鳴らし、宗教に新たな環境理念の創造や実践を期待。また、薗田氏は虫や草木を供養する日本の習俗を紹介し、神・人・自然が共通の生命でつながっているという日本の自然観を論じた。
 続いて、5人の宗教者が「環境危機に対して宗教者は今、何をなすべきか?」と題して、発表(各15分)を行った。
 法華宗の原井慈鳳氏は、仏教の環境対策として自然への菩薩行を、立正佼成会の深田伊佐夫氏は、宗教的価値観に基づく教育により自然への感謝を培うことを説いた。目白大学教授(徳島大学名誉教授)の桑折範彦氏(日本聖公会)はCO削減のための代替エネルギーの検討を、内藤歓風氏(日蓮宗)は食生活の工夫などによるシンプルライフを訴えた。一方、山岡講師は、生長の家のISO14001取得や“炭素ゼロ”運動の実際を画像を用いて説明し、万教に共通する“すべては一体”の価値観を基盤とした宗教間の協力を提唱した。
 同シンポジウムは翌日の産経新聞朝刊、インターネット上の「Yahoo!ニュース」で報道されるなど、反響を呼んだ。

山岡睦治・出版・広報部部長の話
 「諸宗教と学識者が環境問題で同じテーブルについた意味は大きい。今後も対話を重ね、環境貢献への協働を目指したい」