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新刊案内

谷口雅宣短編小説集2『こんなところに……』を発刊

現代的テーマを軽妙に描いた25編

 3月1日の立教82年生長の家春季記念日・生長の家総裁法燈継承記念式典に合わせ、生長の家総裁・谷口雅宣先生の新刊『谷口雅宣短編小説集2 こんなところに……』(四六判上製/256頁/定価1,300円)が生長の家から発刊された。

製品案内 『こんなところに……』

 本書は、総裁先生の『神を演じる人々』(2003年、日本教文社刊)に続く2作目の短編小説集で、単行本の小説としては『秘境』(2006年、同)に次ぐ3冊目。先生がご自身のブログ「小閑雑感」に2002年から2010年の間に発表された小説を主体にして構成している。
 4部構成、全25編。前作の短編小説集では、先端医療技術がもたらす生命倫理問題が主なテーマだったのに対し、今回は、言葉の力、善と悪、生命倫理、生物多様性など、現代人が直面するさまざまな問題を、小説、ショートショート、童話等の形で軽妙に描かれている。先生のイラストも9点も添えられている。
 第1部「こんなところに……」は、見知らぬ女性から突然届いたメールを契機に主人公の心境が明るく変化していく様子を描いた表題作のほか、現代人にとって身近で日常的な出来事を題材とした作品が中心となっている。
 第2部「ショートショートでひと休み」は、現れては消える謎の小虫、切られるのを嫌がるヒゲなど、さまざまなモチーフに基づく小品がカラフルにちりばめられている。
 第3部「対話編」では、釈迦と悪魔、釈迦と行者、父と子など、2人の登場人物が、道徳、環境、生命倫理などを問答する内容となっている。
 第4部「最後は童話風に……」では、ウサギやカメ、怪獣の人形、小さな男の子の視点を借りて見た世界が描かれており、普段の常識的な物の見方の外に立つ驚きと喜びを味わうことができる。
 さまざまなテーマが多彩な表現方法によって描かれ、文章表現の面白味を味わいながら、現代の課題について深く考えさせられる1冊となっている。