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効率優先から自然と一体の生き方へ

白鳩会、相愛会・栄える会の研鑽会、青年大会で 谷口雅宣・生長の家総裁が教示



 「“四無量心”で人と自然との大調和をめざす」を統一テーマに、5月1日、第3回生長の家白鳩会全国幹部研鑽会がさいたま市の大宮ソニックシティホールをメイン会場、宇治別格本山と札幌、岩手、宮城、愛知、大阪、愛媛、福岡の教化部をサブ会場として、2日、第3回生長の家相愛会・栄える会合同全国幹部研鑽会が東京・代々木の山野ホールをメイン会場、宇治別格本山と札幌、岩手、宮城、愛媛、福岡の教化部をサブ会場として、3日、第63回生長の家青年会全国大会が山野ホールをメイン会場、宇治別格本山と札幌、岩手、宮城、福岡の教化部をサブ会場として開催された。
 対象は、白鳩会が、支部長以上の幹部、女性の地方講師会長、および女性の生教会会長。相愛会・栄える会が、相愛会長以上の幹部、栄える会の支部長以上の幹部、男性の地方講師会長、および男性の生教会会長。青年会が、青年会員。
 参加者は、合計9,169人。内訳は、白鳩会が6,595人、相愛会・栄える会が1,520人(相1,208人、栄312人)、青年会が1,054人。

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 谷口雅宣・生長の家総裁は、各研鑽会、大会で1時間ずつ講話された。
 白鳩会の研鑽会で、総裁は昨年の研鑽会で述べられた感情共有の重要性について振り返られ、感情共有の範囲を拡大しながらエントロピー(COや廃棄物など再利用できないもの)を縮小することが人類の目標と指摘。その上で、感情共有とは仏教で昔から説かれてきた、慈悲喜捨の四無量心のことであり、これを人間だけでなく、自然に対して行うことが問題解決につながることを示唆された。
 続いて総裁は、芝刈りばさみで芝を刈るという作業を、芝刈り鋏、芝刈り機、人を雇って芝刈り機を使わせる、という3通りの手段で行った場合を比較され、芝刈り鋏で芝を刈る行為は非効率であるが、コストは安く、自然からのフィードバックが多く、エネルギー消費は少ないと示され、利便性を追求すれば逆の結果をもたらすことを明らかにされた。
 次に、自然と都会の違いを4項目に分けて一覧表にされ、自然は体験優先、環境密着、包容的、減エネであり、都会は効率優先、環境遊離、排他的、増エネと説明。都会偏重から日本文化の伝統である自然との一体感を幸福と考える生き方への軌道修正を訴えられた。
 続いて、『聖経 真理の吟唱』から「地上天国を実現するための祈り」を紹介され、効率優先の考え方は神様の御心ではないことを教示。
 最後に『日本経済新聞』に掲載された「買い物は、世界を救う」という広告を批判されて、「“めんどくさい”が世界を救う」と述べられ、効率優先で物を無駄遣いするのとは対称的な生き方を提唱された。
 相愛会・栄える会の研鑽会では、上記の広告が誤っている理由を詳述され、無限の資源がなく、廃棄物を捨てる場所もないのに、消費活動が世界を救うというのは幻想と指摘。人間の生存に必要な空気、水、食物は森が作っていることや、インド、日本、アメリカの人間が1人生活するのに必要な木の数(それぞれ44本、396本、792本)から、このまま経済発展を続けたら地球はもたないことを明らかにされ、子供や孫にどんな世界を残すべきか考えつつ、運動に邁進することを訴えられた。
 青年大会では、農業や林業を幸せとする若者がいることを指摘され、めんどくさいことを味わい、喜びを見出すことの中に人類が他の生物と共生し、戦争を起こさない生き方を開発する道があることを示された。
 一方、谷口純子・生長の家白鳩会総裁は、白鳩会で40分間、相・栄と青年会でそれぞれ30分間講話された。
 白鳩会の研鑽会では、東日本大震災の復興について、表面的に元通りにするのではなく、一人一人の日常生活を神の御心にかなう生き方にしていくことが大切と説かれ、毎日の生活の中で何を選択し、どういう社会を望むかはっきり描きながら生活することを訴えられた。
 相愛会・栄える会の研鑽会では、原子力発電所の事故に触れられ、自然エネルギーを主体とし、善一元の神への絶対的な信仰を持って、低炭素社会に向けて明るく力強く歩んでいく決意を明らかに。
 青年大会では、東北の被災者の態度が世界的に賞賛されていることを述べられ、日々の生活が善への“布石”となるように行動していくことを促された。