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竜巻で被害を受けた邸宅のがれきを撤去

茨城県常総市 笠倉剛さん

 茨城県常総市在住の青年会員で児童クラブ指導員の笠倉剛さん(37)は、去る5月7日、竜巻で大きな被害を受けた茨城県つくば市北条地区にある邸宅のがれき撤去のボランティアを行った。
 竜巻は、6日午後0時30分ごろ、茨城県から栃木県にかけて発生。住宅など約300棟が損壊、1人が死亡、約30人が負傷した。
 笠倉さんは、6日夜に仕事から帰宅した際、今年3月まで管理業務で働いていたつくば市北条地区にある国の登録有形文化財「旧矢中邸」の被害状況が心配になり、元同僚に電話で確認した。
 翌朝9時半、笠倉さんは、割れ窓をふさぐ段ボール、おにぎり50個、梅干し200個、ペットボトル入り飲料24本の支援物資を自宅の軽トラックに積み込んで、つくば市に向けて出発した。
 午前11時、つくば市災害対策本部に支援物資を届けた後、11時半から午後5時まで、NPO法人「“矢中の杜”の守り人」のメンバーらと一緒に、旧矢中邸の敷地内に散乱した屋根瓦、材木、トタン、ガラスの破片などの片付けや、倒木の処理、倒れた塀の修理を行った。
 「散乱したがれきを前に、呆然ぼうぜんとしましたが、“片付けないと前に進めない”との思いで、皆さんと一所懸命に作業を行いました。下を向いている住民は一人もおられず、逆に勇気をもらいました」

最も竜巻の被害が大きかった
つくば市の北条地区

 笠倉さんは、平成22年、教区練成会に参加して両親への感謝に目覚め、6年間の引きこもりから立ち上がった体験の持ち主。「人のお役に立ちたいと思える自分になれたことがうれしい」と、毎月1回、青年誌友会を開催。東日本大震災の際には、青年会員と共に県東南の沿岸部の神栖かみす市まで給水タンクを運ぶボランティア活動を行った。
 「何が起こっても人間には乗り越える力があると信じて、細く長く青年会活動を続けていきたい」


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