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夫婦そろって市の文化協会で活躍

山梨市 柳場やなぎば武さん(86)、絹子さん(78)

「仏画を描いている妻の
集中力もすごいものですよ」
と絹子さんを讃嘆する武さん。
制作に3年かかった“涅槃図”の前で。

 「山、川、風、虫、植物などすべてのものに神の命が宿っていること、また日本人の感性や勤勉性、文化の素晴らしさを朗読を通して伝えたい」
 こう生き生きと語るのは、山梨教区で地方講師として活動する傍ら、山梨市文化協会の朗読部(会員23人)の部長として活躍している柳場武さん。86歳とは思えない軽やかな話しぶりだ。
 朗読部の主な活動は、月2回の勉強会をはじめ、春と秋の年2回開催される朗読の発表会の企画・運営など。発表会では、会員が小説や民話などから好きな1作品(約10分)を選んで練習しその成果を披露するが、柳場さんは、毎回選んだ1作品を黙読100回、音読300回を欠かさないで本番に臨んでいるという。
 「無我になって作品に込められた作家の情熱をくみ取るためです。聴衆の方から“内容に引き込まれて涙があふれた”などと聞くと励まされます」
 柳場さんは、地方講師となって人前で話すことが多くなった平成15年、「上手に話したい」と朗読部に入った。が、翌年、同部部長を引き継ぐと、元教諭、市会議員、農業経営者など様々な経歴、職種の幅広い年齢層の会員をいかにまとめ、活動するかで頭を悩ませた。「でも、会員一人一人の神性を拝んで美点を褒めると、会員相互の絆が深まって、発表会には90人以上の来場者が集まるようになりました。この達成感が私の生きがい」。  一方、白鳩会員で妻の絹子さん(78)は、昭和59年から28年間にわたり写仏部(会員13人)で活躍。これまで描いた仏画は36点にも上り、「描きたい時に描いていますが、無我になって内なる神とともに制作できるのが魅力です」。

平成23年10月の朗読部発表会
にて。左が柳場さん

 昭和63年、大学生だった長男が人間関係に悩んで大学を退学した時、柳場さんが近くの公民館に置いてあった富士河口湖練成道場の案内チラシを見て、親子3人で一般練成会に参加し教えに触れた。
 毎朝4時半起床、神想観と聖経読誦、笑いの練習の後、スクワット120回と腕立て伏せ40回が日課という柳場さんが「神の子の自覚を深め、朗読は90歳までが目標」と語れば、絹子さんは「夫は朗読も宗教行も徹底して行うすごい人。私も楽しみながら写仏を続けたい」と語っている。


やなぎば・たけし きぬこ
山梨市在住。武さんは建設会社を退職する1年前の平成15年から、同市文化協会朗読部に所属し、翌16年から同部部長。地方講師。妻の絹子さんは、昭和59年から、同協会写仏部に所属し、平成14年から同部部長。白鳩会員。

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