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「言葉の力」を少年たちに伝え続けて

三重教区 北岡和子さん(82)

「少年たちにできるだけ分かりやすく
伝わるよう、いつも心掛けています」と北岡さん

 「面接を重ねるにつれ、少年たちの表情が見違えるように明るくなっていくのが、何よりも嬉しいです」と語る北岡さん。
 平成5年、北岡さんが生長の家を信仰していることを知った小俣町(当時)の町長に依頼され、少年院で篤志面接委員のボランティアを始めた。北岡さんが面接するのは、出院を約1年後に控えた少年たち。毎月1回、約1時間半の面接を、出院まで続ける。これまでに20人以上の少年を送り出してきた。
 面接の際には、「ここでは何でも話していいからね」と、リラックスしてもらった上で、少年の良い所をできるだけたくさん讃嘆する。最初、うつむいていた少年も、次第に目を合わせ、話してくれるようになるという。
 少年たちに一番伝えたいことは、「言葉が人生を作っていく」ということ。想念や行動、表情も含めた言葉を明るいものに変えていくことで、境遇は明るく展開していくということを、少年たちに伝えている。
 面接する少年たちの中には、親を恨んでいる子も多いが、両親や先祖の命がつながってきたからこそ、今自分が生きていると語り掛け、「離れていても、祈りの念波は伝わるから」と、朝晩、両親への感謝の言葉を唱えるように教えると、素直に実行するという。
 出院時に「先生のおかげで、自分が間違っていたことに気付けた」と、感謝の思いを手紙で伝えてくれたり、出院前の最後の面接で、それまで北岡さんから学んだことを一つ一つ紙に書き出して確認する少年もいた。
 元気の秘訣は「すべてに感謝すること」。23年から腎不全を患い、透析のため週3回病院に通っているが、かえって生かされている有り難さを感じるようになったという。透析中の4時間は、医師や看護師たちへの感謝に始まり、「大調和の神示」を心で唱えて過ごす。現在も毎月2回ほど、誌友会に出講している北岡さんは、「これからも地道に教えを伝えていきたい」と語っている。

きたおか・かずこ
伊勢市在住。教区白鳩会連合会長を務めていた平成5年1月より、20年にわたり篤志面接委員を務めている。地方講師。

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