TOP > Web聖使命 > 20130201号 > 記事

宮城で“大震災体験集”第2弾を発行

復興支援に取り組む会員を紹介


白鳩会教区連合会と相・白の会員の音楽家が
協力して開催し、被災者を勇気づけている
ミニコンサート(昨年12月、石巻市の仮設住宅で)

 「全世界から祈りと援助を頂いている皆さまへの感謝の思いを形にするには、私たちの頑張っている姿をお伝えするのが何よりと思って作成しました」
 髙坂幸雄・教化部長がこう語る宮城教区では、東日本大震災から1年8カ月が経過した昨年11月、教区の復興支援活動などをまとめた冊子『「光のおとずれ」東日本大震災復興特集号 被災地復興の「光」となりて』(A4判・18頁、1,000部)を発行した。
 同教区では、平成23年11月、会員・信徒の被災体験や逆境に負けず講習会を推進した様子などをまとめた冊子を発行したが(本紙昨年2月号に記事)、今回は、それから1年、被災者にもかかわらず、信仰を支えに周りの人々を明るく励まし、復興の礎となっている会員・信徒の活動を主に取り上げている。
 その中で、津波で家を失い、借上住宅で生活している濱口和子さん(65・白鳩会南部第二地区総連合会長)は、自らも白鳩会の支援物資や普及誌を届けに仮設住宅を訪れる中、80代女性から「年を取っても聖使命会に入会できるの?」と聞かれ、「神様とパイプを繋ぐには年齢は関係ないですよ」と答えたのをきっかけに、60~70代の女性3人と共に入会してくれたという。
 震災後、全国から寄せられた支援の数々に感動し、恩返しのため、昨年4月に地区総連合会長を拝命したという濱口さんは「これからも日時計主義の生き方でのりこえていきたい」と前向きの言葉をつづっている。
 一方、同様に津波で家を失った相澤一恵さん(45・白鳩会西中田地区連合会長)は、気持ちを落ち着かせるために聖経の写経を始めたが、次第に「つらい思いをしているのは自分だけではない」という思いが強くなり、他の被災者や亡くなった人を祈る心境に変わった。アパートに入居後、23年10月から誌友会を再開すると、ショックで学校に行けなかった子息が再び登校できるようになったという。


 同冊子では、体験談のほか、夏季青少年練成会で子供たちが仮設住宅を訪問し、合唱や笑いの練習などを行って喜ばれたことや、各組織や生命学園で取り組んでいる瓦礫がれき撤去等の復興支援活動も紹介している。
 同冊子は、全国の教区5者、宮城教区の会員などのほか、同教区から被災者を受け入れた宇治別格本山、富士河口湖練成道場に配布し、同教区にはお礼や感動の言葉が届いているという。
 髙坂教化部長は「政府の復興方針がなかなか決まらず不安な中、仮設住宅を訪問して日時計主義の生き方を伝える活動には大きな意味があると思います。集会所に日訓を掲示してくれた仮設住宅もあり、力になっていると感じています」と語っている。