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夢はオリンピック 陸上の全日本選手権大会で5位入賞

岐阜市の中学3年、井口大輔君

全日本選手権大会の
男子100メートルで
力走する井口君

 昨年8月19日~22日、「第39回全日本中学校陸上競技選手権大会」が、千葉県総合スポーツセンター陸上競技場で開催され、聖使命会員で岐阜市立岐阜清流中学3年の井口大輔君(15)が、短距離の男子100メートルに初出場し、5位に入賞した。
 井口君は、陸上競技を始めて10カ月と日が浅かったが、予選では出場74人中で1位の好タイム(11秒14)を出した。
 「決勝は緊張しました。喜びよりも“次は頑張ろう”という気持ちでした」。そう語る井口君に陸上競技への思いを聞いた。
                      *  *  *
 井口君は、野球が好きな父親の雅之さん(45)の影響で、小学3年から少年野球を始めた。4年の時、50メートルを7秒9で走って俊足に気付き、盗塁が得意になった。平成22年、中学入学後、地元の硬式少年野球チームで野球を続けて、土日と祝日の練習では、徹底した走り込みで体力を鍛えたという。
 陸上の練習を始めたのは、中学1年の10月、「野球のトレーニングに」と軽い気持ちで学校の陸上部に入部してから。練習では、古タイヤを引っ張って走ったりして基礎体力を養った。
 転機は翌23年7月、岐阜市中学校総合体育大会の男子100メートルに初出場し、大会新記録の11秒74で優勝したこと。
 「自分でも驚きました。新たな目標が見つかった思いでした」
 が、意外にも陸上部の顧問から「野球も卒業まで続けたら」とアドバイスを受けて陸上と野球を両立させ、体力的に厳しい時もあったが頑張り続けた。
 すると1年後の24年6月、「第53回岐阜県中学校総合体育大会」(大垣市浅中公園陸上競技場)の3年男子100メートルに出場して、再び大会新記録の11秒06で優勝。
 「“10秒台は出すなよ”と顧問から冗談で言われましたが、近いタイムが出てびっくり」
 さらに翌7月、全日本中学校陸上競技選手権大会の予選を兼ねた2回の陸上競技会で、100メートル、200メートルの2種目で1位となり、見事、全日本選手権の出場権を獲得。その中で種目を100メートルに絞って出場し、今回の入賞を果たした。
 短距離走は、体の態勢、足の回転、手の動きなど、すべてがうまく連動してこそ良いタイムが出せるという。
 「陸上の魅力は、1つの動作にすごい技術がつぎ込まれている点。奥が深いです。今は、僕の課題の上半身を強化するために、鉄棒を使って背筋と胸筋を鍛えています」
 そんな井口君は、小学1年の時、母親で、白鳩会の地区連合会長を務める節子さん(45)の勧めで夏季青少年練成会に参加。「話が難しい」と思ったが、『ジュニア希望の祈り』(谷口雅春先生著)を読むように。すると、「頑張ろうという気持ちになれる」と、教えが好きになり、現在も毎日欠かさず、『ひかりの言葉』(生長の家の日めくり)を拝読している。

練習で走ることもある長良川の
“高橋尚子ロード”で。いつも応援して
くれている母親の節子さんと

 「視点を変えることを学びました。たとえできなくても、“いつかできる”と信じて、今できることを積み重ねていく。友達からは“プラス思考だね”と言われます」
 今回の5位入賞のニュースは、地元紙で紹介されたほか、学校の集会でもレースの録画が放映され、一躍話題の人に。
 「恥ずかしいけど、うれしかった。サインを求められましたが、“オリンピックに出てからにして”と断ってます(笑い)」
 当面の目標は、この2月、大阪で開催される「2013日本ジュニア室内陸上競技大阪大会」の男子60メートルで、大会新記録で優勝すること。“スタートダッシュ型”の井口君には絶好のチャンス。さらにその先は、「8年後のオリンピックに出場して金メダルを取ること」と夢は広がる。あとは一直線に走るのみだ。