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“実相直視”の刑事が瑞宝双光章

高知県南国市 山本俊暢としのぶさん

山本さん
(後ろは高知県警察本部)

 高知県南国市在住で、相愛会高知教区連合会副会長の山本俊暢さん(71、地方講師)は、42年間、同県下の警察署、同県警察本部に勤めた功績が認められ、昨年秋に瑞宝双光章を受章。
 「陛下に拝謁はいえつできて光栄。私を支えてくれた妻に感謝します」
 昭和36年、同県須崎警察署に交通警察官として奉職したが、駐在所赴任時、窃盗犯などを数回検挙した実績を挙げ、刑事試験を経て、41年、刑事巡査となった。以後、高知南警察署や同県警本部の刑事部などに配属され、犯罪捜査に尽力。検挙数では同県警内でも常に上位10位に入るほど敏腕ぶりを発揮したが、被疑者の取り調べでは、「人間は神の子」と心掛けけて接してきた。
 高知南警察署に勤務していた昭和47年、逮捕した窃盗犯Kに2ヶ月と12日間否認され続けたときも、相手の実相を引き出そうと『生命の實相』に書かれてある人間本来のすばらしさを伝え、説得し続けた。やがてKは心を開き、それまで犯した計670件の窃盗をすべて自供。さらに、Kの贖罪の意識が弁護士や被害者の心を動かし、被害弁償金を払った後、和解が成立し、刑は執行猶予となった。
 「相手の実相を拝んだ結果です。Kからは“山本さんのおかげで更正できた”と感謝されました」
 み教えに触れたのは昭和36年。下宿先の居間で開催されていた青年誌友会に参加し、当時青年会員で、後に妻となる妙さん(70)から『理想世界』誌(当時)の年間購読を勧められ、昭和41年、結婚を機に聖使命会員に。54年、不本意な異動で上司を一方的に恨み、十二指腸潰瘍じゅうにしちょうかいようを患ったが、妙さんから勧められて富士河口湖練成道場の一般練成会に参加。当時総務だった楠本加美野・本部講師から、「父親に感謝しなさい」と指導され、厳格な父親に反発していたことを懺悔ざんげすると、潰瘍も快方に向かった。後に、両親が実は生長の家の信徒だったと知り、祈られて生きてきたことを実感したという。
 平成19年、相愛会に入会、21年、地方講師。「み教えに支えられた半生でした。その恩返しのため、これからは伝道に励みます」と力強く語っている。