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Chapter3 14年で10メガワット

ここまで拡大した生長の家の“自然エネルギー”利用


生長の家総本山の山の中腹に設置された太陽光発電パネル(発電出力160kW)

ISO14001の認証取得を機に

 生長の家では、太陽光発電を中心に自然エネルギーの利用を進め、これまで、生長の家全体で、10.879MW(発電出力)の太陽光発電を設置しています。(2015年8月26日現在)  1999年、谷口雅宣・生長の家総裁は、著書『ちょっと私的に考える』で、「石油より太陽を!」と題するご文章の中で、自宅に太陽光発電装置を設置されたことを紹介され、同装置の導入を推奨されて、その後、講習会や著書の中で自然エネルギーの活用を訴えられるようになりました。  2000年、生長の家では、運動方針の中で、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証取得を掲げて、翌01年、国際本部と総本山で、宗教法人として日本で初めて同認証を取得。同年、総本山では、建立後、山の中腹に設置していた太陽熱温水器に替えて、160kWの太陽光発電装置(09年、練成道場に50kW)を設置し、発電パネルは、参拝する会員・信徒への啓発の役割を果たしてきました。  当時、総本山で設置を担当した阿部博之・本部講師(現、熊本教区教化部長)は、「団体参拝練成会に来られる皆さんが、発電パネルを見て一様に驚いていました」と振り返ります。

各事業所で太陽光発電装置を設置

 2001年の運動方針では、ISO14001の取り組みとして、全国の練成道場や教化部会館への太陽光発電装置の導入が掲げられ、同年から各地で設置されていきました。  まず、同年、改修工事を行った本部練成道場(東京・飛田給)に50kW、04年、宇治別格本山の新練成道場に95kW(その後、幽斎殿などを合わせて567.1kW)を設置。一方、教化部会館では、01年、長野、静岡、奈良、愛媛、熊本、宮崎の各教化部で、20~60kWを設置したほか、その後、札幌、東京第二、千葉、大阪で、教化部会館の建て替えの際に導入。  2015年8月現在、46の教化部、三つの本部直轄練成道場、19の地方道場が太陽光発電装置を設置し、発電出力は合計5172.47kWとなっています。  このほか、海外では、ブラジルが、今年八月、同伝道本部、同本部別館、イビウーナ練成道場にそれぞれを設置したほか、アメリカ合衆国伝道本部、韓国の光明会館に設置されています。


世界各国の拠点にある太陽光発電パネル

ブラジル伝道本部(14kW)

 

韓国の光明会館(23kW)

アメリカ合衆国伝道本部(12.9kW)

59教化部の中で、最大の発電出力(77kW)を設置した神奈川県教化部


組織会員の自宅でも取り組み

 2003年1月、生長の家相愛会は、ホームページ「生長の家相愛会太陽光発電所」を発電出力49kW(登録者数11人)で開設しました。相愛会員が自宅や会社に設置した同装置の発電出力を申請して、同サイトに出力を加算して表示する仕組み。こうして会員に太陽光発電装置の設置を呼び掛けて、これまで426人が登録しています。  さらに、2007年度から、教団から排出されるCO2を実質ゼロとする〝炭素ゼロ運動〟を開始し、同時に、太陽光発電装置または小型風力発電装置を設置した会員には、1kW当たり2万円(一時期、同5万円)を国際本部が助成して、会員の発電装置の導入を促した結果、これまで、白鳩会員608人、青年会員43人を含む合計1077人の会員が設置し、現在、個人(三組織及び栄える会会員および本部役職員)による発電容量は、5432.43kWとなっています。  ちなみに、このほか会員への助成として、2010年度から、電気自動車の購入時に1台当たり30万円(上限)、本体価格の10%まで助成金が交付されています。

東日本大震災と原発事故を機に加速

 2011年3月11日、東日本大震災と、それに伴う福島第一原子力発電所の事故が発生。それまで、〝森の中のオフィス〟の建設計画では、オフィスの電力は、自然エネルギーによる発電によって電力会社と売買電を行い、年間のエネルギー収支として〝炭素ゼロ〟を目指していました。しかし、生長の家では、原発事故を教訓として〝脱原発〟を訴え、オフィスの電力は、電力会社によらず、自然エネルギーによる自給を目指す計画に変更しました。  甚大な被害を受けた宮城教区では、四日間停電が続いた際、相愛会員の佐藤佳樹さん(68)が、自宅で損壊しなかった太陽光発電装置の電力を近隣住民に提供して、携帯電話の充電や湯沸かしに活用して喜ばれるなど、自然エネルギーの価値を裏付ける事例も出てきました。  また、会員・信徒も、自然エネルギーの活用に注目し、「自分たちにできることを」と太陽光発電を導入する事例が増えて、とりわけ青年会員は43人のうち32人が、震災後に設置するなど、〝脱原発〟に応える行動力を見せました。

地球温暖化を抑制するために

 2013年、〝森の中のオフィス〟が落慶。オフィスは、太陽光発電(470kW)、イオマス発電(175kW)、リチウムイオン電池(400kWh)により、1年後、〝炭素ゼロ〟と電力自給率80%を実現。生長の家は、今年3月、京都・城陽メガソーラー発電所の稼働を開始し、現在、福島県に2基目を建設するなど、自然エネルギーの拡大をさらに進めています。