今月のお勉強
今月のお勉強 楽しい子育て体験談 子育て相談室 リンク集

★テキスト
・谷口雅宣先生著書 『日時計主義とは何か?』
・谷口雅春先生著書 『生命の実相30巻 児童教育編』

 春を知らせる優しい梅の花の後、華やかな桜を楽しみ、それを追いかけるように紅色ツツジが豪華なじゅうたんのように咲き広がる五月は、木々の緑も一層鮮やかに輝いて、自然が創り出す美しい色彩が私たちを包み、生き生きとした生命力を与えてくれます。
 この五月の五日が、こども達の健全な発達と成長を願う「こどもの日」になったのも、様々な歴史的な伝承だけでなく、人間が大自然の中で生かされていることの一つの「証し」なのかもしれませんね。  そこで今月は、子供達の健全な発達と成長に欠かす事のできない「しつけ」について学んでまいります。

社会性の基礎を身につける「形のしつけ」
 しつけは「躾」と書きます。身の表面だけを美しく飾りたてる事ではありません。社会に受け入れられる人間として礼儀作法や身だしなみを身につけるという意味です。
 どちらも、人間として生活習慣の基礎、社会性の基礎を作る=人格形成が「しつけ」だという事を表わしています。社会に受け入れられ、良い人間関係を築き、幸福な人生を送る人間を造ることが、「しつけ」の最大の目的なのです。
 しつけには「形のしつけ」と「心のしつけ」があります。「形のしつけ」は、挨拶や礼儀作法言葉遣い、身だしなみといった目に見える部分のしつけです。

○朝起きたら…「おはようございます」「行ってきまーす」の挨拶・洗顔・歯磨き・着替え
○食事の時…手洗い・「いただきます」「ごちそうさま」
○就寝の前…入浴、歯磨き・「おやすみなさい」の挨拶


 このような良い生活習慣を子供につけるには、まず親自身が毎日の生活の中で、そのお手本を見せることが何より大切です。大体子供は、親の言う通りにはしませんが、親のする通りをすると言われます。いつとはなしに親を見習って育ちます。だから、口でガミガミ言うより、親が実行してみせるのが良いのです。

 生長の家創始者 谷口雅春先生はご著書『生命の実相30巻 児童教育編』に次のようにお示し下さっております。

 子供は親の延長なのですから、親がよくならないでいて、子供にばかり口小言を言ってその小言によってよくしようと思っても、かえってあまり口小言を言われると反抗心が起こるばかりであります。言葉で小言を言わないで形で示す、生活で示す、ということにいたしましたならば、人間は模倣性の強いものでありますから、自然と真似するようになって良き生活を送るようになってくるのであります。(72頁)

先月の宿題

生活の中で、「ありがとう」を1日20回以上言いましょう

は、実行されていますか?
「何かしてもらったら、ありがとうって言うのよ」と教えるよりも、お母さんが1日20回「ありがとう」を実行されたら、最高の「しつけ」になるに違いありません。

さとし君は宿題もゲームもちゃんと出来ます
 母親教室へ通って八ヶ月のMさんは、一人っ子のさとし君(小三)の悩みが尽きません。朝起きたらパジャマ姿でゲーム、学校から帰るとまたゲーム、宿題もそっちのけでゲーム三昧の毎日です。最近では視力も落ちてきました。叱ったり、ゲーム機を隠したり、色々やってみましたが効果がありません。そこで母親教室の講師に相談しました。

講師…「お母さん自身が、ゲームアレルギーを起こしていませんか?」

Mさん…「はい、ゲームやってるのを見ただけでもうカッカしちゃいます」

講師…「叱ったり、禁止するのは逆効果ですよ。ゲームの面白さに共感して下さい」

Mさん…「一緒にやれってことですか?」

講師…「頭ごなしにダメ!ではなく、さとし君がそれほど夢中になるものを受け入れる努力が大切です。『あ!こんなに面白いの!スゴイ早業だね!さとし君はゲームの天才だね』って。大いにほめて認めてあげて下さい。『こんな難しいゲームが出来るってことは、今に宿題だってちゃんと出来るよね。お母さん信じてるよ』って肩でもポンと叩いて、後は信じて待つんですよ」

と講師は、どの子供の中にも神の子の無限の可能性が宿っている事を信じ続ける、良いコトバをかけ続ける、そして待ち続けることの大切さを教えてくれました。
 子育てにインスタント方法は、ありません。時間をかけて心を砕いて子供(人間)の中の神性、仏性を拝み出す、一大事業なのです。困った習慣を取り除き、良い習慣を育てるには、諦めずに繰り返し繰り返し言い続ける=し続ける=しつける事が大切ですね。

幸運を招く「心のしつけ」
 世の中に我が子の幸せを祈らない親はいません。ところが「形のしつけ」には熱心でも肝心の幸運を招く「心のしつけ」について知らない親も多いようです。生長の家では「環境は心の影=あなたの心の習慣が環境や運命を創りますよ」とお伝えしています。
 では、どんな心が幸運を招くのでしょう?

 昔から「笑う門には福来る」とか「泣きっ面に蜂」とか言いますね。これは”親和の法則”(似たもの同志が集まる)を表したことわざです。
 心に幸運を描けば幸運が訪れるという事です。明るい心、喜ぶ心、楽しい心、どんな時にも諦めない前向きの心の習慣をつけるには、子育てをするお母さん自身が明るい、喜びに満ちた、楽しい生活、日時計主義の生活を送ることが大切です。

 生長の家総裁 谷口雅宣先生は、ご著書『日時計主義とは何か?』の中で

 一言で言うと「われは太陽の輝く時刻のみを記録する」ということです。それが日時計という道具の仕事ですから。太陽が照っていないときには、日時計は文字盤に影を落とさないので時刻を記録しない。太陽が照っているときには、影によってその時刻を記録する―そういうふうに私たちも、人生の中の「明るい時」だけを心に印象づけて生きるのが生長の家の生き方であるというわけです。(95頁)

 このようにお教え下さっております。
 朝は「おはよう神の子さん!今日も元気で嬉しいね」と、明るい讃嘆の言葉で始めましょう。学校から帰ってきたら「今日は、どんな楽しい事があったの?」と、楽しい出来事を引き出しましょう。家族が集う食卓の話題も、不平不満や悪口を避けて明るく楽しいものに心掛けましょう。そして夜、おやすみ前に、その日にあった嬉しい事や楽しい事を書く「日時計日記」を親子でつけてみてはいかがですか?
 また、何より大きな「日時計」は子供達のお父さん、お母さんが揃った時に、家庭が温かい幸せな雰囲気になることです。夫婦の仲が良い事は、子供にとって最高の「心のしつけ」と言えるでしょう。

夫婦の仲が良い事は、子供にとって最高の「心のしつけ」
 家庭の中では一家の中心はお父さんです。もし、お母さんが、お父さんに対して不平、不満を持っていた場合、その悪感情のはけ口として、お子さんに、お父さんへの不平や不満を話していますと、それを聞かされ続けてきたお子さんはお父さんを憎むようになり、また尊敬しなくなります。
 また、そのうち、お父さんを悪く言うお母さんをも尊敬しなくなります。
 子供にとって父親は目上の人の象徴です。父親に感謝できない、または反抗的な子供は成人して社会に出てからも、その反抗的な感情が継続していて、目上の人と調和できない傾向があります。お子さんがお父さんに感謝、尊敬できるようにするには、お母さんが常に「お父さんはこんなに私達のために働いて下さるのよ。お父さんに感謝しましょうね」と、お父さんへの感謝の心を持つ習慣をつけていくと良いですね。

★今月のやってみましょう
 ○家族に、明るく、元気に挨拶をしましょう
 家族が朝、顔を合わせた時、そこに明るく元気な「おはよう」のコトバが溢れる家庭。
 「行ってきま〜す」「行ってらっしゃ〜い」学校へ、会社へ、出て行くお父さんと子供達。
 日常の本当に当たり前の挨拶の繰り返しが、家族の絆を深め、心と形のしつけになり、我が子の人生を、明るく豊かに、幸せに満ち満ちたものにしてくれるに違いありません。

電力不足も緑のカーテンで
 3・11の大震災から一年以上経ち、原発の稼働停止が相次ぐの中、この夏に向けての電力不足の不安も、家庭を預かる主婦にとっては深刻な問題です。この夏はぜひベランダに、窓に、緑のカーテンをお試し下さい。今からネットを張り、ゴーヤなど葉の茂る植物を植えて外気を下げる工夫など、お子さんと一緒に省エネを考える、良い機会になりそうです。  さて、「楽しい子育て体験談」も更新され、沖縄県の匿名希望の方の体験談が掲載されておりますので、どうぞご覧下さい。大変参考になりますので是非お読みいただきたいと思います。

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