第42回生光展ウェブサイト版
手工芸品部門
絵画・彫刻部門 / 動画部門 / 第42回生光展ウェブサイト版
※作者名はペンネームを含みます






























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最優秀賞
「いのちあふるるコブコブの木」
大西 淳子(徳島)


趣旨に対する意図と過程
木工家具工房の無垢板はぎれ市で、この不思議な板と出会ったのは2年前です。模様に沿って糸鋸でカットして、ピースごとに小さな穴を開けると、いろいろな生き物が現れてきました。凹凸があるように見え、面白くて「コブコブの木」と名付けました。
そして収納ケースも作ることにしました。底は素麵の箱、側面は古いマガジンラックから。また、色付けで閃いたのがインスタントコーヒー!濃いめに溶いて何回か重ねて塗り程よい色に仕上がりました。蓋の固定は磁石でしました。ピースの数は完成の数字21。一枚の板からいろいろないのちがあふれているこのパズル。見た人が笑顔になるように、世界の人々の平和への思いを込めました。
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優秀賞
「生命の樹」
吾郷 八重子(千葉)


趣旨に対する意図と過程
この作品はすべて綿コットン100%で製作し、作品の回りの布は古着着物で作りました。この作品は中央アメリカ、パナマの『モラ』の手法を参考にして作りました。大地からエネルギーをいただき大樹となりそこに安らぎを求めて森の動植物が集う!素晴らしい世界と平和への願いを込めて制作しました。
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優秀賞
「旅路」
石塚 惠造(埼玉)


趣旨に対する意図と過程
お客様から、とても古い切株をいただきました。それを薪わりでこまかくわりました。
中にとてもおもしろい形をした物がありました。この材料に合掌する腕を付けて。欅の切株に載せて、川のほとりで、蓮華に向かって祈る。あとの材料は廃材と、端材を使って造りました。
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優秀賞
「粘土のリース」
寺内 揚子(栃木)


趣旨に対する意図と過程
ブルーベリーを見ながら、その美しさを粘土で表してみました。
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奨励賞
「平和への願いを込めて」
尾身 和洋(山梨)


趣旨に対する意図と過程
脱プラと、互いの多様性を尊重し戦争のない世界平和の実現を祈り、洗濯物干しを作りました。素材である竹は、古代から竹は実に神秘的な植物として捉えられていて、七夕の竹は天に向かって真っすぐに伸びていく生命力あふれる姿や葉に強い抗菌効果があることから、厄払いの力がある特別な植物とされています。そこから神聖な竹や笹を祭壇に飾るようになったそうです。今回その竹で、世界が大調和し平和が実現する事を願って円を作り、かつ円内部に十字を組んで、四方に平和の祈りが広がるよう思いを込めて型を作り、洗濯バサミをスギ材、麻ひも、木工用ボンドを使って作り、脱プラを表現しました。
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奨励賞
「いのちの樹」
近藤 弥栄子(山梨)


趣旨に対する意図と過程
青森県津軽地方に伝わる刺し子の一種「こぎん刺し」の伝統柄である梅の花やトンボ、くるみ、蝶々など様々な模様を組み合わせて、1本の樹に見立てました。目の粗い麻の生地の着物しか着る事を許されなかった津軽の農民たちが、東北の厳しい冬を暖かく過ごすために、すり切れた着物を補修するために始まった「こぎん刺し」。縁あって触れた私は、受け継がれてきたこの「こぎん刺し」のいのちを繋げていきたいと思っています。
それぞれのいのちは一つ一つ色鮮やかで尊く、そのいのちが集まり調和している素晴らしさを表現しました。日本製の綿100%の生地と糸を使用しています。
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奨励賞
「Unique of each oneself 一人一人の個性」
周 郭威(福島)


趣旨に対する意図と過程
伝統的な薪で焼く陶器では、作る過程の条件が違えば、陶器は一点一点違った仕上がりになり、それぞれの作品に個性が出ます。
人類は地球の自然の恵みを使って、何世代にもわたって道具を作り続けています。
この作品にも土・火・水・木・天然金属が使われており、自然と低炭素に配慮して制作しました。
私たちは、生命の尊さの中で、一人一人それぞれ特徴や個性、目的を持ち、とてもユニークな存在です。この作品は「全てのいのちは個性的で素晴らしい」ことを表現しています。また、持ち手にはリボンのモチーフを使い、「自由と優しさ」を表現しました。
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奨励賞
「生命の輝きを取りもどす」
丹原 加洋子(奈良)


趣旨に対する意図と過程
量販店で安価で流行の服が手に入る最近で有るが、我が家のタンスの中には亡き母や祖父母の着物が眠っている。昔の着物は全て天然繊維で出来ているのが良い。私はそれらの中から洋服にしたいと思う物を選んで、時間を見つけては、解いて、洗って、水に浸けて布を縮めるだけ縮めて乾かして保存している。何故縮めるかと言うと洋服に仕上げてから縮むと入らなくなるからだ。どんなデザインにしようかと考える。母達の着物に生命を吹き込み洋服に仕立て替え、私がこの世に一つしかない服に生まれ変わらせる瞬間だ。着て出かけると母と一緒に居る気がするし、皆に素敵だと言ってもらえ、振り返って見てくれる人もいて満足の仕上がりになったと思う。
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「ひまわりの椅子」
暁工房(山梨)


趣旨に対する意図と過程
ウクライナの平和を、そして世界の平和を祈って、ヒマワリを装飾した椅子を制作しました。
“森の中のオフィス”敷地内で間伐された、太い幹が四方に伸びたユニークな形状の丸太を上下ひっくり返して使用しています。丸太の長さが元々短かったため、高さの低い椅子となりましたが、座り心地は抜群。樹皮を削り落とした後、柿渋を塗装しました。
装飾のヒマワリは、薪割り作業で自然に剥がれ落ちた白樺の樹皮で「花びら」を表現。一方「花芯」は、自宅で不要になった端切れをひも状に裂いて織り込んだ裂き織りで表現しました。
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「ネクタイで再生のハンドバッグ」
雨堤 房子(兵庫)


趣旨に対する意図と過程
停年退職後、タンスに眠っていたネクタイ。そのネクタイの生命に活き活きと息を吹き込みよみがえらせてバッグになりました。
既に夫のネクタイはたくさんリメイクして、もう置いといて欲しいと言われて使えなくなり眠らせています。諦めていたところ、宝塚総連会長様のご主人様も停年されて眠っていたネクタイを10本使って下さいと、差し出して下さいました。其の中から8本で作らせて頂きました。
ネクタイは全て絹です。ほどかずにそのまま使い、芯も綿素材です。また裏地も綿で端切れです。全て低酸素素材です。絹の柔らかい光沢が品良く仕上がりました。ネクタイの生命が脈々とよみがえり、使うたびに元気になりそうです。楽しんで作らせて頂きました。
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「『あられ組』の木箱」
岩坂 良孝(石川)


趣旨に対する意図と過程
端材でいろいろな物を作っていますが、昨年、「あられ組」にトライしました。
はじめは、なかなかあわずに苦労しました。今回の箱も、2個つくりましたが、1つ失敗をして、成功したのが、この作品です。
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「命をつなぐ」
花音-Kanon(石川)


趣旨に対する意図と過程
以前、「花は枯れたら終わりでしょう?」とか、「ドライフラワーって枯れてる花だから。」などと聞いた事があります。
でも私にとってはそうではありません。「花は目一杯咲いて、子孫のために種を残し、枯れても力をふりしぼって私を癒やしてくれる」そんなパワーを与えてくれるたくましい存在です。ドライフラワーだからこその美しさが現れています。それを使って、“スワッグ”を作ってみました。
花材は、家の周りでみつけた植物や、花屋さんでみつけた花などをさかさにつるして乾燥させました。
※主な花材 アレカヤシ、タイサンボク、ユーカリ2種(ポポラス・テトラゴナナッツ)、ニゲラ、紅花、ブルーファンタジア、和綿、不明の葉
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「弥勒下生を誓願して」
川上 忠志郎(福島)


趣旨に対する意図と過程
栃木県の特産品かんぴょうの元となる夕顔の実。その種を取った後の皮を乾燥させて絵付けや彫刻を施したのが「ふくべ細工」で、栃木県の伝統工芸です。自然の恵みたっぷりのふくべに描いた弥勒菩薩(みろくぼさつ)は、釈迦入滅後56億7000万年ののち、地上にくだり釈迦にかわって衆生を救済するとされています。その時こそ今である!と信じて、世界平和と万物大調和を誓願する心を表現してみました。
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「次世代へ繋げて」
北原 恵子・北原 侑果(東京)


趣旨に対する意図と過程
FacebookのSNIオーガニック菜園部グループで、藁にかき餅を挟み藁の編み目の投稿を見ました。
その後、地域の八百屋店で藁で編んだ郡山の凍み豆腐を見つけ、藁の編み目の美しさで【いのち】の繋がりを作品にしました。
①山の幸~畑の作物~海の幸を食卓へ(新聞ちぎり絵)
②広島原爆ドームからサミット開催世界平和への祈り(色鉛筆など)
③P4U願い星(FBミニイベント投稿を参考して折り紙)
④昔話わらべ長者(メタセコイヤの実とスターチース)
⑤鯉のぼり(ヒマラヤスギの実と折り紙)
※①から⑤の作品を月桂樹(ミニイベント開催の時、お庭の枝葉を提供)を支柱にして繋ぎました。藁に挟んだ作品は木工ボンド・両面テープ・セロテープで作品を懐紙の台紙に貼りました。
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「ミニバッグ」
喜まぐれやさん(岡山)


趣旨に対する意図と過程
昨年秋、教区で開催されることになっていたウクライナ支援に向けてのイベント。それに向けてご自由にお使いくださいと教化部に届いていた紙の糸と小縄。私に何か出来ないかとインターネットで調べて縄を芯にして編んでいくことに挑戦しました。小縄は会員さんの亡くなられたご主人様が丁寧に作られた物。
以前紙の糸だけでは中々編み進めなくて断念した私でも縄を芯にすることで段数が捗り完成さすことができることを期待して。とはいえ半年かかりましたが、中袋には以前孫に保育園に持って行く布団カバーを縫った残り布を使い、購入する物なく夏らしいバッグに仕上げることができました。ある物与えられた物を生かすことが出来たのが嬉しかったです。
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「小さい秋みつけた」
KIRARI(岡山)


趣旨に対する意図と過程
この作品は、手作り和紙に押し花で、季節の移ろいや生命の尊さ、自然の恵みに感謝する気持ちを込め表現してみました。いつか実家に植えてあったミツマタの木の皮で作った和紙を活用したいと思っていました。押し花にも興味があり、昨年末から何気なく、我が家の庭に咲いていたコスモスやハーブ、柿の葉やモミジ、畑の人参の花や葉等を雑誌に挟んでいたら、色鮮やかな押し花ができていて感動しました。そこからイメージを膨らませて、小さい秋を表現する楽しさをみつけました。
額縁にミツマタの皮を剥いだ枝を配することで、自然との繫がりを強調してみました。二つ折りにしたのは、押し花にした雑誌を開けた時の驚きを表現したかったからです。
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「ベスト(エコ作品)」
小林 信子(北海道)


趣旨に対する意図と過程
私は20歳代より編物にたずさわり、今は指導をしています。生徒さんに押し入れに眠っている毛糸や昔着古したセーターカーデイガン他をほどいた糸を利用してもらい、ベストカーデイガンや膝かけに編みかえて新たな作品を作ってもらっています。その作品をバザーに出品し、着てくださる方に購入していただき、そのお金は歳末に寄付をさせていただいています。数多くの残り糸は小物コサージ……を作っています。
ここに出品したベストは17年程前に購入した糸で、5年程前頃より編み始めていますが、日々忙しくしていて何度も編み始めては中止、今年3月頃より編み始めて出来上ったばかりです。編み始めてからのデザインは少し変わり、やっと今の作品になりました。生光展の作品の応募を知りここに出品させていただきますのでよろしく手続きのほどよろしくお願いします。ありがとうございます。
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「ワシントンの歩道のサコッシュ」
後藤 真巳子(大阪)


趣旨に対する意図と過程
ワシントンの歩道というパッチワークの模様のサコッシュ(バッグ)です。作るのに1ヶ月かかりました。ミシンと手縫いで仕上げました。内側にポケットの付いているショルダーバッグです。パッチワーク大好きです。小物作り大好きです。自分で持っているハギレを活用して作りました。
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「スマートフォン台」
シゲノリ(石川)


趣旨に対する意図と過程
コロナ禍の為、リモート会議が行われるようになり、スマートフォンの立て掛ける台があれば良いと思っていました。丁度よい廃材が出ましたのでそれを利用してスマートフォンの台を作ることを思いつき制作しました。工夫した点は台の角度が調整出来る事、また充電が出来て長い会議にも対応出来るようにした事です。
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「いのちをきざむ」
つしま屋(兵庫)


趣旨に対する意図と過程
ウクライナ避難民の方々を日本も受け入れますよ、安心して下さいというのを、竹皮=日本、ハンカチ=ウクライナで表現。このハンカチは、知人から、余っていたアベノマスクをもらったので、解いて、草木染めをして、四重ガーゼのハンカチに。黄色は人参の葉、青は庭の藍の葉で染めました。私は、竹皮も草木染めも、その植物の、その瞬間の美しさ、いのちの輝きをどうにかして遺したいと思ってしまいます。生光展の準備中の5月末、実母が亡くなりました。亡くなる前日、実家の畑の枇杷を採った際、葉も採取しました。母のいのちの軌跡を表現したいと思い、今回、ウクライナカラーだけのつもりでしたが、枇杷の葉で染めたハンカチも添えました。
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「希望の環」
中根 敏也(山梨)


趣旨に対する意図と過程
寮の敷地内に落ちていた枝を使いました。枝が落ちる原因は様々ですが、木の成長に伴い、古い枝は新しい枝の影となり、栄養が行き渡らなくなるため、落枝するという説明を見つけました。それを知り、落枝の数だけ、新たないのちが芽吹いているのではないかと思い、落枝を使っていのちの尊さを表現したいと考えました。いのちに囲まれ自他一体であることを植木鉢カバーで表現しました。多様な枝を使用することを心掛けました。拾ったままで使用したものや、皮を剥いでヤスリがけしたものもあります。高さもあえてバラバラにし、いのちの多様性も表現しました。枝と枝を結んだ紐は、和紙で出来た糸で1度鎖編みしました。ウクライナカラーです。
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「Spider Webs For Good Luck – Ukraine」
ひだまりの家(兵庫)


趣旨に対する意図と過程
クモの巣が幸運をもたらすという言い伝えのあるウクライナのクリスマスツリー。一日も早く日常が戻ることを願い制作しました。ある貧しい母子が、クリスマスを過ごすのにツリーに飾りがない。心優しいクモが木に美しいクモの巣を張ると、翌朝太陽の光にキラキラと輝くツリーとなっていたという伝説が始まり。庭で育てた麦の稈(かん)を交差させ、糸を巻いてクモの巣に見立て、ゴッズアイ――神様の目の意味ももたせました。ウクライナの方々に神様の慈しみの目がそそがれています。桜の枝を三角形に組み、ローズマリーと南天の実、下方に紫式部を添えてオリジナル感を出しました。いずれも庭からの恵みです。銀杏でお顔作った小人も平和を願っています。
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「つながる地球」
古田 啓子(兵庫)


趣旨に対する意図と過程
地球上のすべてのものは与えあい支えあいながら地球社会の一員として繋がっている…といういのちの繫がりの尊さを表現しました。宇宙大生命なる光源から光が放たれ、大自然の中で私達は生かさせている。各々の生命は地球から見れば小さいけれど、その各々の生命が花を咲かせ、その美しさが繋がって大きな力となり、大調和が生まれる。地球社会の一員であることを尊く思い、善なる心を大切に持ち続けていきたいという思いを込めて創作しました。ランプシェードは土佐和紙を使用し、刺し子で花模様を刺しました。灯りを灯すと花々は一本の糸で繋がります。土台の円板は端材を貼り合わせて丸形にカットしました。ランプの光が心に灯り、世界平和を祈ります。
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「祈りのブーケ」
松原 歩(神奈川)


趣旨に対する意図と過程
ドライフラワーと木からできたねんどを使用してオブジェを制作しました。活け花や飾った後のお花のいのちを生かしてドライフラワーにし、祈る動物の姿には平和への願いを重ねて形作っていきました。ウクライナカラーである青と黄色を基調にしています。一日も早い終戦を願っています。
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「みかんの木のキーホルダー」
みずのなみ(京都)


趣旨に対する意図と過程
しばらく空き家だった家に引っ越ししました。みかんの木がありました。その年は実をつけませんでした。次の年もつけませんでした。3年目に大きい実を1個だけつけました。変わった木だと思いました。翌年は10個。だんだんたくさんの実をつけるようになり、100個以上もたわわに実らせたその年、役目を終えました。根元には若木が育っていました。
とても個性的だったみかんの木。おいしかったみかん。ごちそうさま、ありがとう。ずっと一緒にいたくて、みかんの木でキーホルダーを作りました。短くなった鉛筆の芯、家にあった紐を使用。毎日使うかばんに付けました。
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「冬のきらめき」
安岡 栞奈(高知)


趣旨に対する意図と過程
冬に咲くすみれ。寒空の下咲いています。どの花も異なっていますが、どれも輝いています。厳しい状況にあっても笑顔をたやすことはありません。今世界では、戦争や災害などで苦しい思いをされている方々がいますが、そのような方々と冬に輝くすみれを重ね合わせました。どの命も一つとして同じものはありません。どの命もキラキラと輝いているのです。どの命も素晴らしい神の命なのです。真ん中のすみれはウクライナカラーにし、世界中が守っている平和の花壇を表現しました。作品は七宝焼(ガラス)です。ガラスは天然資源であり、溶かすことにより再利用が可能です。世界平和と、神・自然・人間の一体を思いながら、この作品を制作しました。
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「伝統を次世代へ(作州絣無地 ガマ口)」
山下 恵子(岡山)


趣旨に対する意図と過程
今回、出品して良いかどうか、ちょっと考えました。私は、『作州絣(さくしゅうかすり)』を習い始めて3年目の講座生です。習っていることを出品して良いのか?です。
『作州絣』は、岡山県北に伝わる県の伝統工芸品です。
一旦 途絶えた作州絣を復活させ、12年前から講座を始められ 織り手も少しずつ増えています。(やっと二桁になるぐらい)
手織りは、機械織りに比べて、作り手の思いや暖かみを感じることができます。
そして、「絣」は、自然素材の藍での藍染が基本です。
織り上げられた反物は着物となり、使えなくなったらオシメや雑巾となり、それでも使えなくなったら虫除けとして燃やしていたそうです。
循環型を身近に感じます。
手作りすることで、大量生産を少しでも無くし、世界平和への貢献に微力でも繋がったらと思います。
今回使った反物(半反)は、普通見かける糸より太く、あまり目にすることは無いと思います。娘たちに トートバッグを2枚、小銭入れを1つ、そして このガマ口 1つ作りました。
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「蝶と花」
山下 沙由里(石川)


趣旨に対する意図と過程
毎日何をするという事もなくただ時間をつぶすだけの日々を過ごしていましたが、ある時書店の棚を眺めていると「自律神経が整う美しい切り絵」と書いてある本を見つけました。
細かい作業で時間がかかりますが完成した時は達成感が得られ気分を落ち着かせます。とあり、早速始めました。数十枚作りましたが「蝶と花」が一番気に入っています。
花園に蝶が舞い込み花と蝶が一体になっている世界は私の心を照らしてくれるようです。
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「自然と共に生きる」
吉部 多代美(島根)


趣旨に対する意図と過程
17年前に現在住んでいる益田市内から車で30分位の所へ移住しました。主人の母に畑作りをさせたいという強い希望で田舎へと引越しました。主人の思いが通じ畑作りを最後まで楽しんでいた母は、4年前施設へ入所し自然と共に生きて喜びの生涯の思い出の中で98歳となりました。私も今年から畑作りをはじめました。つくしがはえ、ちょうちょうが飛んできて、朝からウグイスが鳴き目覚めた時、私は神の子今日一日、明るく生活しますと、外に向かって祈ります。
この風景は自宅の庭の風景です。3月に庭の横に工場を立て、ガソリンを使わない生活をしています。これから地域の人達と交流を深め、生長の家ライフスタイルの生活をします。
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「愛(藍)さんさんと」
レイン坊(石川)


趣旨に対する意図と過程
昨年8月23日のウクライナ国旗の日パレード用の旗を制作。タデ藍の種から苗を育て藍色に、黄色はウコンの根っ子から絹の生地を染め上げた。当日はウクライナの平和を願い、自転車に旗をとりつけ参加者の胸にひまわりをモチーフにしたリボンをつけ県庁までパレードをした。金沢駅では募金活動も行い、高校生達がお小遣いから募金して下さったり、又、他には高額なお札をポンと入れて下さったり、ウクライナへの温かい気持ちが伝わってきて感動しました。思いがつまった国旗をタペストリーにして教化部の行事の時に展示しています。生地が薄い絹なので縫い上げたり、取り付けるのが大変でしたが、世界の人々への平和の祈りを込めて制作させて頂きました。
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