手づくりの蜜蝋ラップで、脱プラを始める

 ニホンミツバチを趣味で飼育している方から貴重な蜜蝋を譲っていただきました。そのおかげで、国産オーガニックコットンの布を使って、SNIクラフト倶楽部の仲間と、蜜蝋ラップを作る集まりを開くことができました。
 つくり方は、布の上に細かくした蜜蝋を散りばめ、クッキングシートを乗せて、低温に設定したアイロンを当てながら、蜜蝋を布地に染み込ませます。溶けた蜜蝋の甘い匂いに包まれるだけで幸せな気持ちになりますが、自然素材のラップを使うことは脱プラになり、少しでも地球の自然を守れると思うと、さらにうれしくなりました。ハンコで生地に柄を入れると作る楽しさが増します。友人たちが作ってくれたハンコを押して、可愛い蜜蝋ラップができました。

Sさんが可愛く手づくりした蜜蝋ラップ。脱プラに一役買っている

 どんな形にもフィットするので、お皿やお椀のフタにもなるし、野菜やおにぎりの保存もできます。水洗いができるので繰り返し使えます。適度な通気性もあり、蜜蝋ラップで包んだ食べ物がとても美味しく感じるのは、私だけではないはずです。

(Y・S SNIクラフト倶楽部)

『白鳩』誌No.121(2020年4月号)「つくる、祈る、日々の生活 No.45」

※この記事は2020年に執筆したものです