「こもれび アナザーストーリー」Vol.2

作品名『小鳥の語らい』 作者:ミセス・ローズ

――今回、お話いただくのは、押し花で2羽の小鳥が語り合う仲睦まじい様子を制作されたミセス・ローズさんです。
 ミセス・ローズさんは押し花だけでなく、普段から布小物づくりを楽しまれています。その楽しまれている姿が目に浮かぶようなインタビューとなりました。


作品ストーリー

どのようなきっかけで、この作品をつくろうと思いましたか?

 押し花をはじめたのは、押し花教室に通う母の付き添いがきっかけです。大きな教室ではなく、教えてくださる先生の個人宅(一軒家)で、数人の生徒が集まって習っていました。みなさんのとても楽しそうな姿を見るうちに興味がわき、私も習うことにしました。

――付き添いだったところから、楽しそうな姿に惹かれて…よろこびの連鎖を感じますね。

 この作品をつくったのは、何年か前です。教室には、先生がつくられた作品が沢山あり、その中に、小鳥がモチーフのものを見つけました。「可愛い、本物みたい」って一目惚れしました。同じ材料がありましたので、鳥は参考にさせてもらって、後は自分で止まり木などつくりました。

 押し花は、絵を描くように、つくりたいものをイメージしながら、花や葉っぱを組み合わせていきます。同じ材料を使っていても、つくる人によって出来上がりの雰囲気が違います。

 どんな色を使おうかと、花の色を選ぶことも、とても楽しい作業です。時間を忘れて夢中になってしまいます。だんだんと作品に命が吹き込まれていくことを感じます。

――小鳥に一目惚れされたときめきが作品にも宿っているようです。また、押し花の魅力が存分に伝わってきました。花で絵を描く、花の色を選ぶ、想像しているだけで、わくわくします。

押し花教室に通いながらつくった作品の数々


材料のポイント

押し花や布小物など、材料を探すときの基準や大切にしていることはありますか?

 押し花の材料は全て、自然のものを使っています。実家の庭で父が育てた花などを、母が押してつくっています。葉っぱ、草花、枝など、無駄なものはひとつもありません。
 同じ花びらでも、微妙に色合いや形が違います。

――まさに自然そのままの材料を使用されているのですね。また、実際に手に触れて、自分の目で見て制作されているからこその言葉だと感じます。

 布小物(ポーチやバック)を作るときは、生地屋さんで購入します。さまざまな布が売られていますが、国産の綿100%の布を選ぶようにしています。

――常に環境に配慮されているのですね。その意識は、かわいらしくて、あたたかみを感じるミセス・ローズさんの作品からも伝わってくるように思います。

国産・綿100%の布でつくった巾着
<こぼれ話>
小学生の頃、家庭科の授業で巾着を縫ったことが、裁縫での最初の感動だったそうです。たった一枚の薄い布が、端と端を縫うことで、物を入れることのできる袋になった!と。バッグもポーチも「一枚の布からできる」。その言葉から、裁縫へのわくわくが伝わってきました。

ひとつとして同じものはない

モノづくりのスタイル

普段、どのようにクラフトを楽しんでいますか?

 布小物を自宅でつくっています。とくに決まった時間はなく、休日の昼間や、就寝準備が出来た後など、アイディアが浮かんだら、ミシンを出して縫いはじめます。つくりたいと思ったときに、自由に、気軽に、つくっています。
 また、少し、体調不良のときや気分が落ち込みそうになったときほど、布を眺めるようにしています。どんなものをつくろうか、色や柄の組み合わせを考えていると、いつの間にか楽しい気分になり、元気になっています。
 ものづくりは、精神的にも、肉体的にも、とても良い作用があると思います。

――生活の中にクラフトがあるのですね。落ち込みそうになったときほど、というのは意外だなと思いましたが、確かに手作業の中でしか得られない心の充実感がありますね。単純ですが、私もミセス・ローズさんのように、生活の中にクラフトを取り入れてみたい!という気持ちになりました。

この色にこの色、と組み合わせを考えることが気分転換に♪
<こぼれ話>
おばあさまが着物を縫製する仕事をされていて、裁縫を身近に感じる環境で育ったそうです。ちなみにおばあさまは95歳までその仕事を続けていらっしゃったとのこと!そのクラフトを楽しむ想いが受け継がれてきたことを感じるインタビューでした。

失敗は成功のもと!

ずばり「失敗は成功のもと!」と思う話がありましたら教えてください。

 押し花は、全体のバランスをとることが難しいです。一つの作品に、材料(花など)をたくさん入れすぎてしまう傾向があり、色々と勉強になります。
 布小物づくりにも失敗は多々あります。はじめの頃は、ファスナーの位置を逆に取り付けてしまったり、中表に(表面が内側になるようにして)縫うところで表面を外側にしたまま縫うなどの失敗もありました。

――そんな失敗も経験されているとは、完成した作品からは想像もつかないです。

 ただ、一度失敗したら、次からは気をつけるようになります。技術も向上していくと思いますので、たくさん縫うことも練習になります。
 何より、布の組み合わせは無限にあります。大量生産とは違い、自分でつくりあげた世界にたった一つだけの作品は、たとえゆがんでいても、とても愛着がわいて、大切にしようと思えます。
 出来上がったときの感動は、自分でつくってみないと味わえないと思います。そしてまた、次も手づくりしたいとアイディアが湧いてきます。

――失敗と一言では括ることのできないプラスの面がたくさんありますね。技術が向上していくというだけでなく、感動という体験もまた、失敗があってこそなのだと思いました。お話を伺う内に、私も何かつくりたくなってきました。

布バッグの数々。他人のためにつくることも多く、どの柄がよろこばれるかな、と相手を想像しながら布を選ぶそう。

縦40cm×横47cmを3日間かけてつくった大作

作品のここに注目

今回、展示された作品について教えてください。

 小鳥が語り合っている様子をつくりました。本当に生きているような小鳥に見えるよう、命を吹き込むイメージで、可愛らしくつくりました。止まり木に見立てたツルの中心にもハートを描いています。

――ハートは手を加えて形をつくったのではなく、自然そのままの葉を使用されているのですね。花や葉などが持つ本来の形が活かされるように、丁寧に組み合わされていて、小鳥のやわらかさや、愛らしさが表現されていると感じます。今にも小鳥のさえずりが聞こえてきそうな楽しげな作品ですね。


さいごに

 連載2回目となる「こもれび アナザーストーリー」。

 前回の暁工房さんとは得意とされているクラフトの種類が異なり、また違う視点でのお話を伺うことができました。

 しかし、クラフトの種類は異なっても、クラフトの楽しみ方や考え方の根本にある意識は共通しているところもあったように思います。

 読者のみなさまにとっても、普段自分では言葉にしてこなかった思いが綴られていたり、自分の中にも同じような気持ちがあることを発見できたりと、共感できるエピソードがあったのではないでしょうか。

 自分はどんなふうにクラフトを楽しんでいたかな?と振り返り、クラフト時間がより有意義なものになるきっかけとなりましたら嬉しいです。

 次はどんなアナザーストーリーを聞くことができるのでしょうか?

 次回もどうぞおたのしみに~♪♪

(聞き手:SNIクラフト倶楽部・松尾富美子)


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作者インタビュー「こもれびアナザーストーリー」 
作品名『八ヶ岳ブックスタンド』 作者/暁工房

子どもが喜ぶ手作りエプロン

 小学校や保育園では、食育の一環としてクッキングの時間があります。長女が年長の時も何度かあり、ちょうど通園バッグやティッシュケースなどをミシンで作っていたので、ステップアップとしてエプロン作りに挑戦しました。


 子どもが簡単に着られるように、首ひもと腰ひもは結ぶタイプではなく、ゴムを通したデザインに決めて、布を裁断し、ミシンで縫い始めました。首ひもと本体の布がだんだんズレてしまったり、カーブの縫い目が歪んだりもしましたが、長女の喜ぶ顔を思い浮かべながらの挑戦は、とても楽しい時間でした。

ゴムを通した首ひも


 何とか出来上がったエプロンで参加した親子食育教室では、長女の満面の笑顔が見られて本当にうれしかったです。その後、長男と次女、次男の分も作りました。エプロンをつけて、いっぱいお手伝いをしてくれたら嬉しいな。

(近藤弥栄子・SNIクラフト倶楽部)

『白鳩』誌No.101(2018年8月号)「つくる、祈る、日々の生活 No.25」

※この記事は2018年に執筆したものです

世界にたった一つのものを作る

 子どもの頃から手芸が好きで、今までに編み物、刺繍、羊毛フエルト、ペーパークラフト、グラスリッツェン(ガラスに彫刻する工芸)等、色々な物作りに挑戦しました。
 初めて作ったのは手縫いでの巾着。1枚の布から誰でも簡単に袋が作れて、少々ゆがんでいても、「自分で作った!」という喜びでいっぱいでした。今ではミシンを使って、ポーチやケース等の布小物を、心を込めて作っています。


 私は、悩み事があったり、気分の優れない時は、作品作り用の布を眺めるようにしています。柄などを合わせていると、「今度は何を作ろうか」と、ワクワクして想像力が膨らみます。すると、いつの間にか元気になっているのです。物作りは、精神的にも、肉体的にも、とても素晴らしい事だと思います。また、「物を大切にする」気持ちにもなりました。
 手作りの魅力ーそれは、大量生産とは違い、自分を表現して、世界にたった一つだけのオリジナルな作品を、無限に作れることだと思います。

(西村典子・SNIクラフト倶楽部)

『白鳩』誌No.90(2017年9月号)「つくる、祈る、日々の生活 No.14」

いつやる?

 “森の中のオフィス”の家具の多くは、東京・原宿の事務所から移転と共に持って来たもの。大切に使っているつもりだけれど、長く使っていると壊れてしまうこともある。


 私の勤務する部署にも、座面のカバーが破れて、中のスポンジが露出してしまった椅子がひとつあった。備えられている椅子の数は室員よりひとつ多いので、全員座るには問題無い。「あとで時間があるときに直そう」そう思って、部屋の隅に半年以上放置した頃、私の部署に、新たに人が増えることになった。


 椅子が足りない!!(足りてるけど、使えない!!)


 慌てて、もう一人の女性職員と、端布や強度のある太い糸を用意して、ちくちく縫い始めた。スポンジが出て来ないよう、裏面でしっかりと縫い止める。始めてしまえば、1時間もかからずに直すことができた。思い立った時に行動に移してしまえば良かったのだ。端布なので、色が全然違うのが少し気になるけれど(笑)。

(H.M・SNIクラフト倶楽部)

『白鳩』誌No.85(2017年4月号)「つくる、祈る、日々の生活 No.10」

【作り方】簡単♡リボンガーランドの作り方

簡単にできるリボンガーランド♪
お部屋やお庭の飾り付けに、かわいいガーランドの作り方です。

< 材 料 >

  • 布(30㎝×約37㎝) ×2枚
  • 麻ひも 約400㎝    ×1本
    ※上記の材料でリボン10個のガーランドができます。

< 道 具 >

  • 布切り用はさみ
  • 縫い糸(縫い目は隠れるのでどんな色でもOK。自宅に綿の糸があれば綿をオススメします)
  • 縫い針
  • 定規
  • チャコペン(なければ鉛筆でもOK

< 作 り 方 >

(1)黄色の布を3㎝×10本に裁断します。まずは30㎝の辺に対して、3㎝ごとにしるしをつけます。


(2)3㎝ごとに裁断します。


(3)1枚の布から3㎝のリボンが10本できます。もう1枚の布も、同じように3㎝×10本に裁断します。全部で20本できます。


   ロータリーカッター(布切りカッター)があると、きれいに裁断できます

ロータリーカッターを使用する際は定規を傷つけないように、
ステンレスのエッジがついた
カッティング定規がおすすめです

(4)中心にむかって左右から折り、中心で縫い合わせます。 後ほど麻ひもに結ぶ際に、この縫い目は見えなくなりますので、簡単に縫います。(20本のうち10本を縫います。) 縫わずにホチキスで留めるのも簡単です。

ミシンがある方は、ミシンでもどうぞ!


10本縫い合わせました

(5)麻ひもにリボンを結びつけます。(4)で縫い合わせた1つを、縫っていないリボン1本で麻ひも結びます。


(6)リボンの形を整えます。

10個リボンをつけたら完成です!


異なる柄・色の布で作ってみました。これもオシャレ♡

簡単にできるので、ぜひ作ってみて下さい♡

(SNIクラフト倶楽部)

SNIクラフト倶楽部・展示コーナーだより♪

*展示コーナー・2020年度の作品が揃いました*

2019年に、国際本部の“森の中のオフィス”内に誕生した
SNIクラフト倶楽部の展示コーナー


このコーナーは、主に“森の中のオフィス”を見学される方へ
生長の家のプロジェクト型組織(PBS)の活動、低炭素のライフスタイル実践の紹介を目的として、
SNIクラフト倶楽部メンバーの作品を展示しているものです。

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2019年4月完成「SNIクラフト倶楽部・展示コーナーが完成♪」


2年目となる2020年の展示コーナーには、
全国のSNIクラフト倶楽部メンバーにも協力をいただき、
沢山のすてきな手づくりの品が集まりました。

どの作品もひとりひとりの個性が光り、
見ていて心が温かくなるものばかりです。

そんな作品たちをこれから紹介させていただきます。


*作品紹介*

クラフトに使う材料も
「自然素材」「自然由来の製品」を使うようにしています。

糸、毛糸、木材、竹材、植物染料などを使用し、
化石燃料由来のものはできるだけ使用していません。(再利用品は除く)


『竹皮の弁当箱』作者:つしま屋 
天然の竹からとった皮(2019年5月採取)でつくられた作品です。 時が経っても、傷みはなく、むしろ、しっかり乾いて丈夫になっていて、 まだかすかに竹の香りも残っています。

『Tシャツヤーンのひもポシェット』 作者:kiramekiyukie  
古着のTシャツを細く切り、一本の糸にして、編まれた作品です。

『里山の春』 作者:ひだまりの家 
ぎんなん、松葉、かぼちゃの種、桜の枝などでつくられた作品です。

『紫陽花染めのタッセル』 作者:花鳥舎
生長の家赤坂“いのちの樹林”で剪定したあじさいの葉で、
草木染めにした絹糸からつくられた作品です。

『エコクラフトテープのかご』 作者:あーちゃんのカゴ 
エコクラフトテープと必要最低限の接着剤で つくられた作品です。この作品をご覧になった方に“「自分でも作ってみたい」と思っていただけたらうれしい”との想いで出品いただきました。

『めぐる季節』 作者:andante 
天然素材の布と糸で八ヶ岳の四季を表現した作品です。
額は端材とそうめんの木箱でつくられています。

『リネン×和紙糸の食器洗いクロス』 作者:手作り雑貨ふわふわ工房 
日本製のリネンと和紙糸のワッフル生地、綿100%のミシン糸でつくられた作品です。
タグ部分は麻100%のテープに、日本製の綿100%の刺繍糸で刺繍がほどこされています。

『麻ひもタワシ』 作者:あゆさんのエコタワシ 
黄麻(ジュート)を指で編んでつくられた作品です。

『コットン毛糸タワシ』 作者:有機編紡 
オーガニックコットンの糸で編んだ食器用タワシです。

『小鳥の語らい』 作者:ミセス・ローズ 
森の中で仲むつまじく語らう小鳥たちを押し花で表現した作品です。

『フレンチリーブトップス』 作者:kasty.kasty.kasty
綿100%の生地と、レースはリネンのハギレを使用。
自分の服は可能なかぎり自給自足をしたいという思いからの作品。

『リネンの刺し子バッグ』 作者:kasty.kasty.kasty
リネンのハギレをつぎ合わせ、裏布は洋服を作った余り布を使用。
布の補強に飾りの要素を加えた“刺し子”作品です。

『八ヶ岳ブックスタンド』 作者:暁工房 
山梨県産スギ材を使用し、柿渋で塗装された作品です。
八ヶ岳をイメージしてつくられています。

『竹のランプシェード』 作者:Bang Bamboo 
地元・山梨県北杜市の竹林から採取した竹で作った作品です。
太陽光を蓄電したバッテリーでLEDライトを光らせます。

『スマホスピーカー』 作者:むすび木工 
建築端材及び山梨県産材でつくられた作品です。

*おわりに*

こうして作品が集まると、
「クラフトする」ことへのひとりひとりの想いに、
前向きなパワーを感じます。

そして、つくった人の個性や存在を感じることができて
「手づくりってすごいな~」と改めて思いました。

今この画面を通して、作品をご覧いただいたみなさまにも、
自然重視のクラフトの素晴らしさを感じていただき、
何かつくりたい! というきっかけになっていましたら、嬉しく思います。

(SNIクラフト倶楽部 松尾富美子)

立体型布マスクのつくり方

こんにちは♪ 今回は立体型の布マスクのつくり方を紹介します。

【 材 料 】

・表地・・・綿や麻のお好きな生地 タテ18cm×ヨコ35cm 1枚
(今回は綿麻混の花柄生地を使いました)

・裏地・・・ダブルガーゼ生地  タテ18cm×ヨコ30cm  1枚
(今回はダブルガーゼ生地を使いました。1枚重ねのガーゼ生地を使う場合は、これを2枚用意)

・糸(木綿)

・マスクゴム紐・・・約30㎝を2本
 ★ゴム紐の伸縮によって、用意する長さは前後します。また、男性が使用するマスクは約35㎝あると余裕があります。

 ★ゴム紐がない場合はこちらを参考にどうぞ

【 道 具 】

型紙(プリントアウトしてご利用ください。印刷する際は A4サイズ 100%で出力してください)
・ミシン(なければ手縫いでOK)
・裁ちばさみ、糸切りばさみ
・まち針
・紐通し
・アイロン、アイロン台

【つくりかた】

★ 〈ポイント!〉
 綿やガーゼは縮むため、事前に生地を水通ししておきましょう 

型紙をA4サイズで印刷し、形通りに切ります。


②裏地を二つに折り、 裏地の型紙(点線を折り曲げる)サイズにあわせて裁断します。 これで裏地が2枚用意できました。


③表地につかう布を中表(※1)に折り、 表地の型紙(点線を折り曲げない)サイズに合わせて 裁断します。 これで表地が2枚用意できました。
(※1 できあがりに表にしたい面を内側にして生地を重ねること)


④上記②で裁断した裏地を2枚重ねた状態で、前中心を縫い代1㎝を残して縫います。同じく上記③で裁断した表地を、中表で2枚重ねた状態で、同じく前中心縫い代1㎝を残して縫い合わせます。(写真は表地。完成時に表にした面を、内側にして縫い合わせます。)


⑤裏地、表地ともに、縫い目から2㎜位を残して、縫い代部分に1㎝間隔でハサミを入れます。


⑥ 縫い代部分を手で開けて押さえ、アイロンで開いた状態を固定させます。(「アイロンで割る」といいます) 表地、裏地と共に縫い代をアイロンで割ります。


⑦表地と裏地を中表に合わせ、中央で表・裏の縫い目同士ぴったりになるように重ね、上下を縫い代0.7㎝~1㎝で縫います。縫うのは、裏地の端点から端点までです。


⑧ 縫い終えたら、表にひっくり返してアイロンで形を整えます 。


⑨次に表布の両側を1cm→2cmの三つ折りで内側に折り、アイロンをかけます。
この時、折り山がちょうど裏布の端になっているはずです。


⑩三つ折りしたところを縫います。縫い始めと縫い終わりは力がかかるので、返し縫いをしましょう。


⑪ゴム紐を紐通しを使って通し、結びます。結び目は、ゴム通し口の中に隠します。

完成です!


【もしもゴム紐がなければ・・・】

(1)自宅にある余り布で、紐をつくる方法

<材料> 
・余り布(タテ45~50㎝×ヨコ4㎝)×2本
 (できたら綿だと肌触り◎)

①サイズに裁断した布を、1㎝幅で4つ折りにしてアイロンをかけます。

②ギリギリ端を縫います。

③作った紐を通します。
ゴムとは異なり伸縮はしませんが、
長さを調節できる結び方をすれば、ゴムよりも耳が痛くなりにくく快適に使用できます。

紐の長さを調節できる結び方はこちら


(2)コットン毛糸を編んで紐をつくる方法

<材料・道具> 
・コットン毛糸
・かぎ針

①くさり編みで約35㎝の紐を2本つくります。

② 作った紐を通します。ほどよく伸縮し肌触りも気持ちよいです。長さを調節できる結び方をして、快適に使用できます。


むすびに・・・想いとこだわり

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、布マスクを手づくりされる人が増えているかと思います。このつくり方ページが、少しでもお役に立てることを願いながら、最後にSNIクラフト倶楽部の想いをご紹介します。

自然素材を選ぶ(購入する場合は、可能な限り国産・日本製)
 マスクの材料としてよく使われるのは、主に綿。
 他に、麻などの自然素材でマスクを作ることがほとんどかと思いますが、
日頃から手芸・木工などクラフトをする際には、石油由来の材料は使わずに自然素材、そして可能な限り国産・日本製を選ぶようにしています。

自宅にあるものをリメイク、活用する
 ものを大切にする、不要になったものに新たな生命を吹き込み、末永く使うよう心がけています。


そして最後に
世界中で感染が広がっている新型コロナウイルスの一日でも早い終息と、
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、

使い捨てマスクの生産・流通が従来通りになったあとも、
使い捨て文化に戻るのではなく、繰り返し使える布マスクを日常的に使う方がひとりでも多く増えることを願っています。

(SNIクラフト倶楽部 松尾純子)

布マスクを作ってみよう&使ってみよう

〈目次〉
【布マスクをすること】
【作るときに気になること】
  ①《布マスクの種類》
    長さを調節できるひもの結び方
  ②《生地の種類と特徴》
  ③《ちょっとした一工夫》
【使い方】(洗い方・干し方)
【布マスクっていいなあ】
【できることからやってみよう】


Ⅰ【布マスクをすること】

現在(2020/04/11時点)、使い捨てマスクの品薄状態が続いており、 政府からは布マスクが各世帯に配布されるとの発表もありました。

今まで、布マスクを使うことがなかった方も、使うことを視野に入れはじめているのではないでしょうか?

最近では「咳エチケット」(※)という言葉も聞きますが、 症状がなく知らずに感染している場合でも、マスクをしていることで、 周囲への感染を防ぐ効果があるとされています。

また、使い捨てマスクは24時間の生産体制で増産されていますが、世界中でマスクを必要とされているため、生産が追いついていないという現状があります。


そんな中、医療機関への配布が優先されているのは、医療従事者が感染すると、病院の外来を閉めることになり、医療を受けられない状況が生まれてしまうためです。 命を救う医療を守るために、今は医療機関への配布を優先することが第一と考えられます。


他者への感染を防ぐことが必要とされながら、使い捨てマスクが十分に供給される状況ではない今、布マスクを使うことが選択肢のひとつになるでしょう。

布マスクをすることに不便を感じたり、
面倒だと考えられるかもしれませんが、

「今、できるかぎりのことをする」
こうした小さな意識が世界全体への協力になるのではないかと思います。

(※)参考サイト:厚生労働省HPより

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Ⅱ【作るときに、気になること】

現在、SNIクラフト倶楽部のFacebookグループには、 「布マスクを作りました」と毎日たくさんの投稿があり、 布マスク作りに関する情報のやり取りも、活発に行われています。

そのやり取りを目にしているだけでも、最初はぼんやりとしていた「布マスク作り」について、 少しずつ身近に感じられるようになっている感覚が、わたし自身ありました。

今、読んでくださっているあなたにも、何かヒントになることがあれば嬉しいです。


①《布マスクの種類》
②《生地の種類と特徴》
③《ちょっとした一工夫》


の3つにまとめてご紹介します。

ぜひ、どんなマスクを作りたいか、イメージしながら参考にしてください。



①《布マスクの種類》

布マスクの種類って、こんなにもあるのですね。

今はマスクの材料である「ゴム紐」も品薄状態が続いていますので、「ゴム紐」にこだわらず、代用できる方法を考えるなど、柔軟な視点を持つことも大事になってきますね。

最近わたしも布マスクを作った際に、コットン毛糸を三つ編みにして、使用しました。


その際、紐の結び方は、固結びではなく、長さが調整可能で、かつほどけにくい「ネクタイ結び」を採用しました。

<長さを調節できる結び方>



②《生地の種類と特徴》

布マスク作り初挑戦の方は、
特に、「どんな生地を用意すればよいのか?」という疑問点からスタートする方も少なくないと思います。

マスクに使用しやすい生地がイメージできたら、購入せずとも、家にある再利用可能な布を使うこともできそうですね♪



③《ちょっとした一工夫》

何度も洗って使用するマスクですので、 できるかぎり満足のいくものに仕上げたいものだと思います。

・アイロンをかけながら行う
・最初に生地を水通しする。
・マスクを作ったあと、何回か洗ってみて、使い勝手・使用感を確認する

など、作業のコツを紹介する投稿もありました。

わたしもアイロンを使用し、2種類の生地(裏地にさらしガーゼ2枚・表地に麻の生地1枚)を使用して作りました。

ガーゼのみではやわらかすぎるため、少し丈夫な生地を合わせて作ることもおすすめです。


他にも、
・使い捨てマスクの「ワイヤー」を布マスクに再利用
・型紙は子ども用は大人用の型紙を80%縮小印刷(男性用は110%拡大)
など、参考になるアイディアの投稿もありました。

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Ⅲ【使い方】(洗い方・干し方)

布マスクを清潔に使うには「洗濯する」ことが欠かせません。

自分にとって継続できる方法を選ぶことが、継続的に使えるコツだと思います。

以下に布マスクの洗濯方法と、
後半には参考になる動画を紹介します。
これから使ってみたいと思う方は参考にしてください。


《布マスクのお手入れ方法》


①洗面器などに70℃以上 のお湯を入れ、マスクを10分ほど浸します。

②洗濯用の中性洗剤を使い押し洗いをします。
このとき、もみ洗いをすると型崩れや、生地が傷む原因となります。
(お湯が冷めていない時は水を入れてくださいね)

③何回か水を替えてすすぎます。

④タオルや手ぬぐいなどに挟んで、軽く押さえ、水気を取ります。

⑤日陰で風通しの良いところで干します。

洗濯機で洗う場合は、ネットに入れるなどしてください。


【参考】 布マスクの洗い方動画 ( 作成 : 厚生労働省・経済産業省)

※参考動画では塩素系漂白剤を使用すると説明されていますが、
自然環境に配慮する視点から、
酸素系漂白剤や、重曹・クエン酸などを使って衛生的に保つ人もいるようです。
清潔・衛生に気をつけ、環境にも配慮できると良いですね。

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Ⅳ【布マスクっていいなあ】

新型コロナウイルス感染拡大の予防として、
注目されている布マスクですが、

環境問題の観点からも見ても、優れた面があるように思います。 洗濯して何度も使えますので、ごみを減らすことができます。

産業革命以後、大量生産・大量消費が一般的となり、今では使い捨てなどによるプラスチックごみが、世界中に溢れています

そのような中で、
主にポリプロピレンやポリエステルで作られている使い捨てマスクより、 手づくりで繰り返し使えるもの をわたしは選びたいと思いました。

布マスクを自分で作ることができれば、材料も環境に負荷のかからないものを選ぶことができます。


また、化学繊維ではなく、綿などの自然素材で顔を覆うことは、自分にとってもやさしい選択になると思います。


あるSNI クラフト倶楽部メンバーの方の話では、 3歳の息子さんが使い捨てマスクは肌触りが苦手なようで、 付けてもすぐに外してしまう・・・とのこと。

しかし布マスクにしたら、「ガーゼのこれは柔らかくて気持ち良い」と、
長時間、嫌がらずつけられたそうです。

ちなみにこの方は、縫わないマスク(ガーゼを折り曲げて、ゴムをつけたもの)で
息子さんのマスクを作られたそうですが、

人混みの中や 待合室など 気になる場面で、サッと作ってあげることもできてよいとのことでした。

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Ⅴ【 できることからやってみよう】

今回の新型コロナウィルス感染症拡大をきっかけに、「布マスクを作りました」という人をたくさん拝見しました。

作られた方はどなたも楽しそうで、
いきいきとされている雰囲気が印象的でした。

「足りない」ことへ目を向けるのではなく
できることから「やってみよう」と、
生活の中で良い面に目を向けること。


また、「人の役に立てることはないだろうか?」愛を与える行為によって、
誰かと繋がるよろこびが生まれ日々の糧になっていくのだと思います。

「めんどう」と頭で遮らずに、
興味や好奇心を持って「やってみる」ことが、

本当に為になることを見極める力に繋がるのではないでしょうか。

少しでも『布マスクっていいかも』とか『作ってみようかな』と、

布マスクを楽しく生活に取り入れる方の輪
広がっていくといいなと思います

(SNIクラフト倶楽部 松尾富美子)


こちらの記事もおすすめ⇒「手づくり布マスクのススメ

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手づくり布マスクのススメ

新型コロナウイルスのニュースが騒がれ始め、
買い占めや転売が相次ぎ、
店頭から使い捨てマスクが消え始めた頃、

SNIクラフト倶楽部では、
Facebookグループで手作りマスクの投稿が目立ち始めました。
混沌とした大量消費の流れに合わせるのではなく
倫理的な生活を実践する機会ととらえて、
洗って繰り返し使える布マスクを自発的に手づくりする人が、
続々と増えてきました。


次第に生地やマスクゴム紐を入手するのが難しくなってきてからも、
自宅にあるハンカチやさらしを使ったり、
不要品から紐部分をとってリメイクしたり、
すてきなアイディアが続々と生まれてきました


布マスクの材料は?

周囲の人たちが布マスクを手作りする様子をきっかけに、
私も材料を揃えるため、迷わず手芸屋さんに行きました。
手芸屋さんには様々な布がありました。

それに対してある日、薬局で気になる話を耳にしました。
「滅菌ガーゼ」が品薄になっているというのです。

こんな記事がシェアされていました。

手作りマスクに滅菌ガーゼ「やめて」 SNSで懸念…メーカーも「必要ないと思う」

滅菌ガーゼとは、傷口の保護等のために無菌状態に保ったガーゼのことで、ウイルスを防ぐ効果はないそうです。

マスクづくり用の布は、ガーゼ生地を2重に重ねてあるダブルガーゼという生地がお勧めです。

市販されている医療用ガーゼは布目も荒いので、マスク作りには向いていません。本来の用途を確かめて、材料を選び、滅菌ガーゼなどは本当に必要な人の手に渡ってほしいですね。


布マスクと不織布マスク

ところで、布マスクを使ってみて、使い捨てマスク(不織布マスク)との違いが気になり調べてみました。

・ガーゼタイプは主に綿織物を重ね合わせたマスク。

・不織布タイプは複数の原料を組み合わせているもので、値段が安く、使い切りを前提にしたものが中心。

参考にしたのはこちらのHPです。
マスクの種類と構造編(参照:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会HP)


個人的には保湿性に優れている布マスクの方が気に入って使っています。

また、なにより洗って繰り返し使えるので、ゴミにもならないのがお気に入りです。


ちなみに布マスクのお手入れ方法は、
・基本的に手洗いがおすすめ

消毒する
(方法例:煮沸消毒、アイロンで消毒など。コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)に弱いことが分かっています。参照:厚生労働省HPより)

・干すときは天日干しがオススメ


どちらのタイプも特徴が違いますから、
目的や用途に合わせて選ぶと良いですね


また、「布マスクって効果があるの?危ない?」という話を聞いたことがあります。
これに対して、SNIクラフト倶楽部の兄弟分である、
SNI自転車部がこんなブログを書いてくれました。

布マスクは意味がないか?


マスクの主な目的は、咳やくしゃみによる飛沫の飛散を防ぐためといわれています。感染症予防には、マスクだけに頼るのではなく、こまめな手洗い、換気などウイルスが好まない環境作りを心がけましょう。

新型コロナウイルス感染症の拡大に対応する際に消費者として御注意いただきたいこと(参照:消費者庁HP)


布マスクを作ってみたくなりませんか?

縫い物はあまりしたことがない、手芸は苦手、という方も、
気軽ににつくることができます。
まずは自分で使う用のマスクを作ってみませんか。

マスク作りの参考にしたサイトはこちら

【無料型紙あり】20分で完成!立体マスクの作り方

昭和生まれのわたし、そういえば、小さい頃は白いガーゼマスクしかありませんでしたが、
今は可愛い柄や、
男性でもオシャレに付けられる柄の布がたくさんありますね。

自分で作ったマスクは愛着がわきます。

外出する機会が減っている今、ご家族と一緒に、お気に入りのマスクづくりを楽しんでみませんか。

SNIクラフト倶楽部事務局のMさん家族
みなさん手作りマスク

(SNIクラフト倶楽部 松田あゆみ)

SNIクラフト倶楽部・展示コーナーが完成♪

【*SNIクラフト倶楽部の展示コーナー誕生*】

生長の家国際本部では、
生長の家の取り組みや
“森の中のオフィス”の機能などを紹介させていただくため、
希望者をお迎えして見学案内(要予約:代表番号 0551-45-7777)を
おこなっています。

※生長の家“森の中のオフィス”の解説は、このページの下に動画を掲載しております。


見学案内の中では、
低炭素のライフスタイル実践として、
生長の家プロジェクト型組織(PBS)の活動も紹介しています。

そのひとつとして、SNIクラフト倶楽部は、
作品から展示台に至るまで、すべて「手作り」にこだわり、

クラフト倶楽部のメンバーに沢山の協力をいただきながら、
事務局員メンバーとも話し合いを重ね、
時間をかけて展示コーナーを少しずつていねいに作り上げていきました。

【*作品紹介*】

ここに展示してある作品は
『SNIクラフト倶楽部』のメンバーが手づくりしたものです。

クラフトに使う材料も
「自然素材」「自然由来の製品」
使うようにしています。
糸、毛糸、木材、竹材、植物染料などを使用し、
化石燃料由来のものはできるだけ使用していません。(再利用品は除く)

↓ 写真をクリックすると作品の全体が見られます


【*展示台*】

展示台に使用する材料も、
より自然度の高い、環境に負荷の少ないものを選んでいます。

コルクボードは、国産針葉樹の合板に天然コルクシートを貼り付けました。
棚の支柱には、桜の枝を使用しています。


【*こぼれ話*】

展示作品にはランプシェードがあります。
“森の中のオフィス”は全て自然エネルギーですが、
見学の皆様の参考になるように、
あえて個別の発電にし、
小さな太陽光パネルで発電して蓄電池(*1)に貯め、LEDランプを光らせる方法を採用しました。
*1:今回使用の蓄電池 http://sugoibattery.com/

【*おわりに*】

手作りのあたたかみ
自然により近い作品が醸し出す雰囲気からか
この展示コーナー自体、
ゆるやかな空気をまとっていて、やさしい気持ちにしてくれます。

内容は、毎年3月に更新されていく予定です。
その際はまたこちらで報告いたしますので、ぜひ楽しみにされてください♪

(SNIクラフト倶楽部)


生長の家“森の中のオフィス物語”

生長の家“森の中のオフィス” についてはコチラ