2020/07/17
先日、我が家の家庭菜園でじゃがいもを収穫しました。子どもたちと収穫し、喜びを分かち合いました。
収穫の時、子どもたちがしきりに「楽しいね」と口にしていたのが印象的でした。現代は、子どもが楽しめる様々な娯楽、たとえば、TVゲームやお気に入りのYouTube動画視聴、カラオケなどがありますが、菜園での野菜の収穫の中で自然界と触れ合うことの喜びを共有できたことは、有意義なことだなと思いました。
じゃがいもは食材としては身近な存在ですが、それがどのように作られ育ったのかを知るためには、自分で作るのが一番の方法と思います。今回の体験を通して、私たちの生活が地球環境問題とどのように関わっているのかを、家族で考える良い機会になったと感じています。収穫中に、子どもたちに「じゃがいもをつくることで、自然環境の為になることは何だろう?」と問いかけてみました。すると、長男が
「スーパーで買うと、そこまで運ぶ二酸化炭素が出るから、それを無くすことができる」
と答えました。このことは、以前から機会があれば伝えていたことでしたが、実際に自分で育て収穫することで、より彼にとって“自分事”になったのではないかと思います。私もですが、「地産地消」という言葉を実感できました。そして、さらに環境問題に対する興味が湧いたようで、この日の自主学習ノート(自分で課題を考えノートにまとめる宿題)に、環境を守るために自分ができることを考え、まとめていました。
実際に土を触り、作物を育て、収穫し、感謝していただく。このプロセスをていねいに味わったことが、私たち家族の環境意識を高めてくれたと感じています。
そして、なにより「楽しい!」ということが大切ですね。楽しいからこそ、続けていくことができると思います。環境問題解決への取り組みは、根気強く取り組み続けることが大切ですから、「楽しさ」は重要な要素ではないでしょうか。
このような、楽しく、自らの人生も豊かにしてくれる行動が、環境問題解決にも繋がっていくと思うと、嬉しくなります。この先も、家庭菜園だけでなく、自然を感じ、共に生きる生活を続けていきたいです。
中根 敏也