孫(次男の息子)が、小学生くらいの子どもが三人いる女性と交際しているようで、どの程度のつき合いかは分かりませんが、祖母の私としては心配でなりません。親が言い聞かせても、聞く耳を持たないようです。孫を正しい方向に導くために、神様にどのように祈れば良いでしょうか。ご指導よろしくお願い致します。(A子・70代)
回答者:
お孫さんの幸福を願い、真剣に祈ろうとされるお気持ち、よく分かります。
生長の家では、人間は本来完全で円満な神の子であると説いています。あなたのお孫さんは神の子なのです。そして、〝祈り〟とは神への懇願ではなく、「命宜り(生命の宣言)」であり、既にある「神の子の完全なるもの」を認め、感謝することだと教えています。
また、コトバ(発声音、思い、行為や表情)には創造力があると説きます。もし、あなたがお孫さんの交際に関して心を悩ませているのであれば、そのマイナスの思いが悪しき結果を招いてしまいますから、すぐに明るい方向に思いを転換しなければなりません。
子どもを本当に愛するとは、「神の子を信じて放つ」ことです。生長の家創始者・谷口雅春先生は、『新版 女性の幸福365章』で「子供の価値をみとめてやること、尊敬すること、理解してやること、寛大であること、個性を尊重してやること、そんな両親には子供は決してそむくものではない」(360ページ)と説かれています。
お孫さんが聞く耳を持たないのは、ご両親から交際を理解してもらえない寂しさで頑なになっているからでしょう。これからはお孫さんの生命を拝み、神に委ねて、神の子に相応しい人生が展開していくのだと堅く信じ、祈りましょう。
生長の家には、祈りを深める瞑想法「神想観」があります。さらに効果的なのは、物事の明るい面を見つけて綴る『日時計日記』です。次男夫妻がいることに感謝し、お孫さんの長所を褒め讃え、「神の子に相応しい最良の道を選ぶことができ、幸福な人生を歩んでいます。ありがとうございます」と書き続けることで、あなたの心は愛する喜びと安心感で満たされます。その明るい〝祈り〟は必ずお孫さんに通じ、自分を信じ切ってくれる祖母の愛に応えて、幸福な人生へと進んでいかれることでしょう。