職場の上司に対して苦手意識があり、相談や報告をしようと思っても、こう言えば、ああ言われるだろうと思い、後回しになってしまいます。小さなことでくよくよしてしまいがちで、嫌味を言われたり、注意されたりすると萎縮してしまいます。どうすれば考えすぎる性格を直し、上司への苦手意識を克服できるでしょうか。（Ａ子・35歳）
回答者：
上司からの注意で萎縮する、考えすぎる、苦手になる……これは誰でもありがちなことです。でも、これはあなたが伸びるチャンスでもあります。
すべての問題や課題は、必ず解決が伴っています。また「あらゆる不完全な現象は、祝福の欠乏」が原因ですから、祝福すれば問題は解決されてきます。まずは、問題そのものを祝福しましょう。「問題はあなたを祝福する〝クイズ〟として現れた」と思ったらいかがでしょうか。少し楽になってきませんか。
次に苦手な上司を祝福します。「私はあなた（上司）が大好きです。あなたも私が大好きです。ありがとうございます」と繰り返し唱えると、言葉と心は繋がっていますから、初めは言いにくくても、次第に抵抗が無くなってきます。
私の体験ですが、私は苦手な人には「大好きです」となかなか言えませんでした。でも、無理矢理にでも続けていると、次第に言えるようになり、相手と通じ合うようになりました。今は、各種の研修会や行事、教化部の朝礼などで皆を順番に祝福していますが、とても気持ち良いですよ。
あなたのご両親のことも祝福して下さい。特にお父様ですね。実は、あなたが上司から受けた辛い気持ちは、あなたが気づかないうちに、お父様に思わせてしまった気持ちと言えます。父親に「もっとこうしてほしい」と思っていた。お父さんはそれが辛かった、本当はあなたから愛の言葉がほしかった。それを上司が知らせてくれたのです。
ご両親に感謝すると自分の出生を自ら祝福することになり、祝福された人生が始まって、根本的に運命が向上していきます。このように考えると、それを教えてくれた上司に感謝できます。あなたの中に祝福や愛が充満すると、苦手や萎縮という不完全な姿は消え、上司と心通ずる関係が現れてきます。やはりこの問題は、あなたを祝福する「クイズ」だったようですね。