夫婦共働きで二人の子どもを育てる家庭ですが、夫は家事に協力してくれません。以前は手伝ってくれましたが今はまったくやらず、些細な事で喧嘩になり、夫は私を避けて、話しかけても無視します。収入は私の方が良いので、せめて家事に協力的ならいいのですが。こんな夫とどう接すればいいでしょうか。（Ａ子・33歳）
回答者：
一昔前と違い、現代の女性は家事や育児だけでなく、共働きで仕事まで求められがちですね。そんな中でがんばっているあなたにとって、ご主人が家事に協力的でないのは大きな悩みの種でしょう。しかし、あなたの心持ち次第で解決することができます。
まず参考までに、私の日常を紹介します。私が日中仕事をしている間、妻が家事全般をしていますが、私が家にいる朝と夜は、家事を分担しています。その内容は、朝は朝食作り、風呂掃除、二歳になる娘の着替えで、夕方は食後の後片付け、娘を風呂に入れることなどです。娘は母親にベッタリしたい年頃なので、妻の手が空かないとき、私は積極的に家事をします。
と言っても、結婚当初は家事をほとんど妻に任せていました。しかし、妻が妊娠してつわりで寝込むことが続き、私も家事をしなければならなくなりました。最初は上手くいかないこともありましたが、妻は『日時計日記』という日記帳に「いつもありがとう」「英輔さん、素晴らしい！」と書き、励ましてくれました。この支えがあったので、私は今も家事と仕事を両立できるようになったのではと思うのです。
あなたの話に戻りますが、以前は家事をやってくれていたご主人が、なぜやらなくなったのでしょう？もしかすると「私より給料が安いのだから、やってもらって当然」と思ってはいないでしょうか。まずは「共働きだから」「収入は私の方が多いから」という考えを取り去って、当たり前のことであっても感謝してみましょう。何にでも感謝できる人は、夫婦関係に限らず、全ての人間関係を円滑にできます。
先述した『日時計日記』に、ご主人への褒め言葉、感謝の思いを書いてみて下さい。嫌々ながら続けた人が、「コトバの力」によって、不調和だった相手と和解できた事例もあります。ぜひ書き続け、ご主人と笑顔で向き合えるようになることをお祈りしています。