私は幼い頃から落ち込みやすい性格で、周囲から暗い子だと言われ、母からも「将来精神病になる」と何回も言われました。現在、うつ病を患っており、通院しながら病院の喫茶スペースで趣味の絵を販売しています。母や周囲の言葉がうつになった原因の一つだと思います。病状が改善するにはどうしたらいいでしょうか。 (A子・48歳)
回答者:
まず最初に最も大切なことは、あなたの本当の姿は完全円満な神の子であり、病は本来存在しないということです。本来存在しないはずの病が、なぜ顕れているのか? それはあなたが自分の病を心で掴んで、放さないでいるからです。
お母様や周囲の言葉が原因で、うつ病になったと言われますが、「人の言葉で病になるような自分」と認め、その信じた通りに自分で病を創り上げているのです。そして、他人から害された証拠として、病が存在する必要があり、心の奥で病を掴み続けているのではないでしょうか。病を掴むのを止めたら、病は自然と本来の無に帰って消えてしまいます。
そのためには、感謝することが唯一の解決法です。お母様や周囲の言葉を恨んでいるようですが、あなたが今まで受けてきた恩は、それをはるかに上回っているはずです。あなたは自分の力だけで生きてきたわけではなく、多くの人、特に両親の愛によって生かされてきたはずです。それらに感謝し、ご恩返しの愛の生活をするのです。自分の病状ばかり考えていると、症状を掴んでしまいます。感謝し、愛の心を起こして、利他の行動に転じた時、その掴みが外れ、神の子の本当の姿が現れます。
私も以前は、親や周囲の影響によって自分はダメになったと思い込んで引きこもりとなり、八年間閉じこもっていました。しかし、宇治別格本山の練成会を受講して、両親に感謝できるようになり、「人間・神の子」の真理を生きていこうと決意して、引きこもりを脱しました。そして、人のお役に立つ仕事がしたいと思って看護師となり、今は宇治別格本山に勤めています。
愛と感謝の生活を送るには三正行は欠かせません。また、練成会を受講して頂くと、心の傾向が自然と明るく変わり、問題が解決していきます。私自身も練成会で救われました。強くお勧めします。