女性ばかりの職場の人間関係に悩む

職場の悩み

飲食関係の仕事場に勤めるようになって5年。女性ばかりの職場には派閥(はばつ)があって、昼ご飯を一緒に食べたり、休日にも食事会に呼び出されるなど、心底疲れます。しかし、仲間にならないと、長年働いている派閥のボスから無視され、口もきいてもらえなくなります。待遇はよいので仕事を続けたいのですが、どうつき合ったらいいのか悩んでいます。(N・H、42歳、主婦)


回答者:前田 智子 生長の家本部講師






見方を変え、彼女たちの
良いところを見つける努力を

毎日、多くの時間を過ごす職場では、明るく調和した雰囲気の中で仕事をしたいものですが、あなたの場合、派閥がある上、休日まで食事会に呼び出されるのは、確かに大変ですね。しかし、見方を変えると、彼女たちは休みの日もあなたと一緒にいたいのですから、本当はあなたに好意を持っているということではないでしょうか。それは、あなたに認められたい、仲良くしたいという彼女たちなりの表現方法なのかもしれません。

人は誰でも「愛されたい」「認められたい」という願いを持っています。なぜかと言いますと、「すべての人は神の子で、神のいのちと一体」だからです。人は皆、愛し合い、認め合い、仲良く生活していきたいのですが、それを表現するのがなかなか難しいのです。人生は学校のようなもので、いろいろな経験を通して表現の練習をしていると言っていいでしょう。

そうした表現の手助けをしてくれるのが、生長の家がお勧めしている日時計主義の生き方です。谷口純子(*1)・生長の家白鳩会(*2)総裁は、『この星で生きる』(*3)の中で、「生長の家では人生の明るい面を見る『日時計主義』の生活を皆さんにお勧めしています。(中略)人生の明るい面を見る習慣ができると、無意識の領域である潜在意識が変化し、心の表現である私たちの人生に、明るい良いことが表現されてくるのです」(3頁)と、説かれています。

あなたもまず、彼女たちの良いところを見つけてみましょう。周囲の人は自分の心を映(うつ)し出す鏡ですから、あなたが彼女たちの良いところに注目する習慣をつければ、あなたの気持ちも変わり、それにつれて彼女たちのあなたへの態度も変わってくると思います。今の職場で、明るく楽しく仕事が続けられるようお祈り致します。

*1=60ページ参照
*2=生長の家の女性の組織
*3=日本教文社刊




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なんでも相談Q&Aは、月刊誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に掲載された内容になります。
この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。