パニック障害に悩んでいます

病気

 私は突然、動悸(どうき)が激しくなって汗をかき、息苦しくなるなどのパニック障害に悩まされています。医者は、「薬でばかり治そうとしてはいけない。心の持ち方が大事」と言うのですが、じゃあ一体、どういう気持ちを持てばいいのかがよく分からず苦しんでいます。幸いなことに8歳年上の主人は、私の病気をよく理解してくれています。_(M・H、29歳、女性)

回答者:妹尾壽夫 生長の家本部講師

感謝の力で、心の幕を除けば光の前に病は消えます

パニック障害にお悩みとのこと、お察しいたします。病気を癒(いや)す心の持ち方にも種々(しゅじゅ)ありますが、精神的なことが原因と言われるパニック障害の場合、基本的な方法として次のような実践をお勧めします。

生長の家では、今、私たちが生活している世界を「現象の世界」と言います。そして、現象の世界の病気、貧富(ひんぷ)、不幸などは、私たちの心が因(いん)となって形に現れたもので、これを「唯心所現(ゆいしんしょげん)」と説きます。
大体、いろいろな症状というものは、私たちの奥底の心、潜在意識にプールされた心の思いが形に現れて消えて行く姿です。その過程において発熱など体に種々の不調、不快の症状が出るのは、病(やまい)の自壊作用であり、また免疫力の働きによるものです。従ってあなたのパニック障害も自壊作用、癒しの一過程と考え、怖れずに感謝する心になることが大切です。

今のあなたの状態は、立派な銅像に心の幕を張っているようなものです。人間はもともと完全円満な病なき神の子ですから、心の幕を除けば、本来の健康な姿が現れるのです。病を癒すとは、そうした心の除幕式だと思えばいいのです。その幕を取り除く第一の力となるのが感謝なのです。
堺市の和泉信恵(いずみのぶえ)さんは、リウマチのため全身が板のように硬直し、不治と言われました。ところが一日に一万回、「ありがとうございます」と唱えているうちに、感謝の思いが湧き出てきて病が癒えたのでした。

幸い、あなたには深い愛を持ち、理解のあるご主人がいます。それも素晴らしいご両親あればこそですから、ご両親、ご主人をはじめ、今ある幸福の数々に「ありがとうございます」と唱えて、心を日々感謝一色で満たしてください。パニック障害という病気は闇のようなものですから、感謝という光の前にひとりでに消えるのです。

関連する相談

月刊誌のご紹介

なんでも相談Q&Aは、月刊誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に掲載された内容になります。
この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。