結婚しても幸せになるとは思えません

結婚・恋愛

30歳になる私は、親や周囲から結婚への期待を感じ、息苦しさを感じています。と言うのは、私には不登校、引きこもりの経験があり、恋愛とは縁のない生活を送ってきて、いつも生きづらさを感じてきたからです。そんな私が結婚しても相手も不幸だし、子供が生まれても、そんな私のDNAを持った子供がかわいそうだと思うのです。(N・H 30歳 女性)

回答者:上村アリ子 生長の家本部講師補

自分を愛し、好きになること。そこから新しい人生が始まります

結婚については、あなたの心のままに考えられたら良いと思います。あなたの人生において結婚が必要であるなら、どんな過去があろうとも、いいときに自然に実現すると思います。ただ、そのために大切なのは、自分のことを好きになることです。

私は昔、嫁ぎ先の姑(しゅうとめ)とそりが合わず、息子を連れて離婚するという苦い経験をしました。しかし、幸い生長の家を信仰していたため、たくさん生長の家の本を読み、『新版 幸福を招く365章』(*1)の次のような一節に救われ、立ち直ることができました。
「神があなたを地上に遣(つか)わし給(たま)うたのは、この地上に於(おい)て、あなた自身でなければ出来ない特殊の使命を遂行せしめんがためである。(中略)『吾に神宿れり、何をか恐れん』と唱えて何事にでも邁進(まいしん)せよ」(80~81頁)

不登校、引きこもりなどの辛い経験も、あなたでなければできない使命を果たすために、なくてはならないものだったのです。ですから、いつまでも過去を引きずって自分を卑下するのではなく、自分を愛し、好きになってください。

その方法の一つとして、『日時計日記』(*2)をお勧めします。これは、感動したこと、良いことのみを記す日記ですが、加えて自分の良いところ、好きなところを見つけて書くのです。「良い所なんてない」と思うかもしれませんが、元気で生きているだけでもありがたいですし、親や周囲の人たちの結婚への期待も、裏を返せばあなたに幸せになってほしいという愛情の裏返しです。
『日時計日記』を続ければ、自分自身が尊い存在と感じられるようになり、親や周囲の人たちにも感謝の思いが湧いてきます。
生長の家では、青年誌友会(*3)などを開いていますから、ぜひ、一度ご参加ください。きっと何か得るものがあると思います。

*1=生長の家創始者・谷口雅春著。日本教文社刊
*2=生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修。生長の家刊
*3=生長の家の教えを学ぶ小集会

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月刊誌のご紹介

なんでも相談Q&Aは、月刊誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に掲載された内容になります。
この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。