仕事にやりがいが感じられず、転職したい

仕事

なかなか就職の内定がもらえず、やっと内定がもらえたのは大手チェーンの飲食店でした。始めのころは接客が楽しかったのですが、不定期な勤務体系に、忙しい時期になると、従業員間の殺伐とした雰囲気が嫌で仕方がありません。もっと明るい職場で仕事がしたいのですが、どうしたらいいでしょうか。 (24歳、男性)

回答者:清水志郎(生長の家本部講師)

あなた自身の喜びが、
明るい職場を
作り出します

 明るい職場で仕事がしたい」というあなたの思いは、素晴らしいですね。それは自分自身の本質が「光そのもの」であり、明るさこそが、すべての善きものを創造する力であると、あなたは気づいているからだと思います。自らの本質に一致した願いは、必ず実現します。安心してください。

すでに内在する
無限の善きものを
認めて表現しよう

私達が幸福な人生を送る上で、やり甲斐の溢れる仕事と、その土台となる明るい職場環境は、欠かすことのできない重要なものです。

そのため、希望にかなう仕事や職場環境を手にするには、まず人生の根源的な意義についての理解を深める必要があります。

「自らの本質とは何なのか」「何のために生きるのか」「何のために仕事をするのか」「真の幸福とはどのようなものなのか」……こうした問いに対する答えが定まったとき、「今! ここから!」喜びの日々が展開しはじめます。

私は東京・築地の卸売市場で七年間、現在の職場である生長の家宇治別格本山に勤めて十年以上になりますが、充分過ぎるほど満たされた環境にいながら、長い間、心の中に不満を抱えていました。「もっと、この人がこうあってくれたら」「なんでこの仕事を自分がやらなくてはいけないのか」などと思うことがあったのです。

しかし生長の家の教えを学び、私達は本来「神の子」であり、内なる神性、すなわち「無限の善さ」を表現していくところに人生の意義があるということ。そしてそれは、「今すでに与えられている恵みに感謝し、多くの人達のお役に立つ生き方をすることで実現できるのだ」と目覚めていくにしたがって、職場環境や同僚達をそのままで素晴らしい存在である、と祝福できるようになりました。

アインシュタイン博士は、「私には、ただ熱狂的な好奇心があるだけです。神聖なる好奇心を失ってはいけない」と言いました。世界の本質的な意義に目覚めていくことが、自らの才能の開花へと結ばれていくのです。

与えられていることに
感謝の言葉を
唱えよう

太陽が照り、空気や水が与えられ、家族や友人が与えられ、肉体や心が与えられ、そして生命が与えられている……。何一つ自分で造ったものなどないにもかかわらず、私達は無償で与え尽くされています。その事実に感激し、一つ一つのものに対して、まず「ありがとうございます!」と、感謝のコトバを繰り返し唱えてください。

常に感謝で満たされた心と、満面の笑みをもって、また明日から出勤してみてください。あなた自身の喜びによって、明るい職場が創造されていくことでしょう。

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