法律家を目指していますが、 経済的に難しいです

職場の悩み

将来、弁護士や裁判官のような法律家になりたくて、私立大学の法学部に入学しました。家は母子家庭で、授業料などは奨学金とバイトで賄うつもりですが、大学院にいかなければならず、経済的に厳しいです。大学院にいかずに司法試験を受けるには、司法試験予備試験に受かる必要がありますが、合格率が非常に厳しく、母に無理を言って大学に行かせてもらうのに、将来の希望が叶わなかったら申し訳ないです。どうしたらいいでしょうか。 (大学一年・女性)

回答者:川上真理雄 かわかみ まりお 生長の家本部講師

心を明るく保ち、
全力を尽くせば
道は開かれます

現在大学一年生のあなたが、将来、裁判官や弁護士といった法律家になりたいという夢をもっていることは、とても素晴らしいです。また、それを応援してくださるお母様がいらっしゃるのは、ありがたいことですね。
あなたのご質問は、将来への心配からきているようですが、まず、その心配をやめましょう。なぜなら「心配する」ということは、人生の目標を達成するためのよい方法とは言えないからです。

「心配」はやめること

心配になるあなたの気持ちはよくわかります。あなたのおかれた状況から考えて、経済的にも、また学業の厳しさ、難しさから言っても、「心配するな」というのは無理な話かもしれません。しかし、「心配する」ということは、将来がうまくいかないことを予想し、親に迷惑をかけたらどうしよう、と考えていることになりますから、あなたの心の中に描かれているのは「失敗」です。
この世界には、心の中で強く描いたものが実現するという「心の法則」がありますから、「心配する」ということは、目標の達成を遠ざけてしまうのです。

心を
明るく保つことの
大切さ

あなたは、将来、法律家になりたいと思って大学に入ったのですから、すでに夢の実現に向かって、成功への一歩を踏み出しているのです。
ですから、将来のことは心配しないで、成功への階段を上るためにも、「心を明るく持つこと」が大切です。
人間は神の子であり、神様はその人にしかない能力や個性をすでに与えてくださっています。神様が与えてくださった能力や個性を生かして夢を実現することは、神様の御心にそったものですから、必要ならば神様が実現させて下さいます。
大学院に進むか、別の方法を選ぶかは、現時点で悩む問題ではありません。あなたが全力を出していれば、その時期が来た時に、最も良い方法が自然に現れてきます。
失敗するかもしれないという心配ではなく、法律家として成功している自分自身を描きましょう。心を明るく持って、お母さんに心から感謝し、学校や先生方、そして自分の今、置かれている環境に感謝し、心を明るくもって全力を出し切れば、必ず道が開けてきます。

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