新しい母親とどう接していいのか わかりません

人間関係

私が一六歳の時に母が亡くなりました。それから八年経って父が再婚して新しい母ができ、周りからは良かったねと言われるのですが、私は良かったと思えず、新しい母が家に来て一年経ちますが、話が合いません。父から再婚の話を聞いたときは了承したのに、いまさら父に、別れて欲しいとも言えず、私はどうすればいいのでしょうか?(25歳、女性)

回答者:山岡聡子 (生長の家本部講師)

あなたの心が変われば
仲のよい母娘になれます

十六歳でお母様を亡くされ、さぞ辛く寂しい思いをされたことと思います。きっとあなたの中には、新しいお母様を、自分の母親として認めたくない気持ちがあるのでしょうね。

でも、生長の家で継母のことを「ままはは」と言わず「つぎはは」と言います。たとえ肉体的な繋がりはなくとも、霊的に見れば、「母親」としての理念を受け継いだ「本当の母親」だと言えるのです。ですから、亡くなられたお母様も、再婚されたお父様やあなたが幸せになることを、切に願っているに違いありません。

「本当の母」の想いを感じよう

霊界のお母様のそうした思いを感じられるようになるためにも、心を込めて先祖供養をされることをお勧めします。きっと亡くなられたお母様のいのちは永遠に生き通しており、霊界からご家族の幸せを祈っておられる姿が、実感できるようになります。それに伴って継母様へのわだかまりが消えて行き、本当の母親であるということが少しずつ感じられてくるでしょう。

私の知人にも十代でお母様を亡くされ、その後、来られた継母様と、実の母と娘のように仲の良い関係を築いている方がいます。逆に本当の母と娘であっても、良い関係が築けずにいる方もいますから、話が合わないのは、生みの親であるとかないとかは関係なく、あなたの心ひとつなのです。

コトバの力で
仲の良い関係を
引き出そう

生長の家では「人間は神の子で、その本当のすがたは完全円満である」と説き、その素晴らしさを現象界に現す生き方を教えています。

継母様もあなたも、すでに完全円満であり、仲の良いなのです。その素晴らしさを、「コトバ」の力を駆使して引き出していきましょう。

コトバとは、文字に表すことができる言葉だけではなく、行いや発生音、心の中の思いも含まれます。継母様との関係に悩んでいた女性が、十分間、お母様のニコニコ笑顔を思い浮かべ、「お母さん、大好き大好き」と強く祈ったら、それ以来仲良くなったという話があります。「コトバの創化力」は偉大なのです。
よいコトバの力を駆使して、幸福な人生を歩まれることを、心よりお祈りしております。

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