1年前、家を建てて移り住みました。しかし、以前に比べて自然が少なく、2人の小さな子どもをのびのび育てることができず、滅入(めい)っています。私はここに住むのに反対でしたが、主人に押し切られました。新しい家に住めるのは嬉しい半面、子どもを自然が豊かな所で成長させたかったと、今の住環境が嫌でたまらず、主人にも不満が募(つの)ります。_(U・H、33歳、女性)
回答者:牧野尚一 (生長の家本部講師)
ご主人の気持ちを理解する
そこから希望実現の道が開けます
そうでしたか。でもまだお若いので、また新しい環境、新しいお住まいに移ることはこれからも何回かあるでしょうから、「今」の環境にまず感謝しましょう。「今」に感謝していますと、良き「次」が速(すみ)やかに実現します。
ご主人が「今」の所に決められたのには何か明確な理由があると思いますから、まずその気持ちを解し、受け止めてあげましょう。そして、「今」与えられた環境の中で感謝できることを数え、神様に、そして、ご主人に、ご家族に深く感謝いたしましょう。人間は皆神の子ですから、あなたの希望は最も良き時、良き所を得て必ず実現します。焦(あせ)る必要はありません。
生長の家総裁・谷口雅宣(*1)先生の『観世音菩薩讃歌』(*2)には、希望成就のための「祈り」の方法が書かれています(61~62頁)。あなたの願いが神の御心(みこころ)に叶(かな)う願いでしたら、まずその希望実現の相(すがた)を念じ、「すでに受けたり」と神に感謝を捧(ささ)げましょう。そして、「ねばならぬ」の心を放ち、結果のすべてを神に委(ゆだ)ねるということが大切だとあります。
時期に執着(しゅうちゃく)したり、焦(あせ)ったりしてはいけません。「神にお委(まか)せします」という全托(ぜんたく)の祈りこそが本当の祈りです。
『日時計日記』(*3)はご存知ですか? この日記に、希望を書いておくと驚くほど早く願いが実現します。希望を書き、そして毎日、ご主人の素晴らしいところ、ご家族の素晴らしいところを日記に書いて、讃嘆いたしましょう。
後は神様にお任(まか)せし、いつも明るく、楽しく、感謝の日々を過ごしていると、一番良い時、一番良い所に、あなたの希望が実現するに違いありません。
*1=58ページ参照
*2=生長の家刊
*3=生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修。生長の家刊