一人娘が中国人と結婚? どうしたら?

人間関係

30歳になる一人娘が、12歳も年上の中国の男性と結婚したいと言い出しました。会ってみたら人柄はいいのですが、文化や習慣があまりにも違うし、長男の彼は、近い将来、両親のところに帰らなければならないとのこと。娘が苦労するのは目に見えているし、いずれ遠い国に行ってしまうことを思うと、結婚を喜べずに悩んでいます。_(K・Y、60歳、男性)


回答者:ヴェンデロート公子 (ドイツ在住・地方講師)






愛するお嬢様のために「放つ愛」を実践してください。

 お嬢様と中国人男性との結婚を素直に喜べないお気持ち、お察しいたします。

 私がお勧めしたいのは、お嬢様と一緒に中国を訪問し、彼の家族、親戚(しんせき)、友達に会うことです。私がドイツ人の主人と結婚する時も、同じことがありました。

 主人が両親の家にホームステイしていた時、私が主人の世話をしたのが縁で、結婚することになりました。両親や家族は、主人が善(よ)い人だとは分かっていましたが、末娘の私がドイツに嫁(とつ)ぐのを心配し、「彼の家族、親戚、友達がどんな人たちか、その目で確かめてきなさい」とアドバイスしてくれたのです。その言葉に従って訪独し、皆さんに会い、「こういう人たちなら大丈夫」という感触(かんしょく)を得た私は、安心して結婚することができたのです。
 ですから、あなたもぜひ、彼が生まれ育った中国に足を運んでください。そこから新しい展望が開けると思います。

 相手が日本人であろうと外国の人であろうと、結婚後、いろんな問題が生じることに変わりはありません。私も、ドイツで暮らすようになって、言葉、文化、習慣の違い、日本人の私と周囲のドイツ人の性格の違いに悩んだことがありました。

 そんな時、「人間は皆素晴らしい神の子」という生長の家の教えに救われ、主人も含めて周囲のドイツ人を拝むことで、結婚生活もうまくいくようになりました。 

お嬢様の相手である中国の方も、「神の子」です。人柄もいいのですから、お嬢様と訪中し、安心を得たなら、結婚を心から祝福してあげたらいいと思います。

 生長の家では、最高の愛は、愛する者を放って自由にしてあげる「放つ愛」と教えています。愛するお嬢様のために「放つ愛」を実践なさってください。お嬢様の幸せを心から祈っています。



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