婚活を始めて五年。未だ結婚が成就しません

結婚・恋愛

婚活を始めて五年が経ちました。イベント、お見合いなどでご縁を求めてきましたが、いまだに成就しません。まじめに仕事をして真っ当に生きてきたつもりですが、適齢期になっても相手がおらず、自分は欠陥人間なのかと自己嫌悪に陥ってしまいます。すばらしい相手に出会うための心の持ち方を教えて下さい。(A子・28歳)


回答者:木場一廣(生長の家本部講師)






 心配はいりませんし、決して欠陥人間なんかではありません。求める心が切実になってきたら、結婚は近いものです。夜明け前が一番暗いのと同じです。
 適齢期はその人によって違います。早ければうまくいくというものではありません。また結婚も年が離れているから順調にいく例や、互いに障害を持っているので、かばい合って素晴らしい結婚生活を送っている例、はじめは相性が合わなくても互いに磨き合い、理解し合いながら心境を深め、素晴らしい結婚生活を送っている例、再婚だからこそ相手を気づかうことができたり、晩婚で思いやりの心で温かい家庭を築いている例等を見かけます。
 あまり外界に求めて、あくせくするのではなく、しばらく自分の内面を見つめてはどうでしょうか。まず、結婚の目的をはっきりと心に意識することです。『新版 生活と人間の再建』には「男女が結婚する事は、単なる男女性の結合ではないのであって、新しき尚一層高次なる生命体の創造であるということができるのである」(128ページ)と説かれています。
 結婚は単なる恋愛の続きではありません。日常生活が基盤となり、二人の魂がより豊かな真・善・美の生活を求め、創造していくことですから、容貌や学歴、お金や地位等の条件で相手を選んでもうまくいきません。現象的にはどうあろうと、魂と魂で本音で磨き合い、補い合って、より素晴らしい人生を歩んでいくのが結婚生活なのです。
 この世界にはムスビの原理が働いていて、心は通じ合いますから、「素晴らしい縁に必ず巡り合える」と信じ、心境を高めていくと、その心境に応じて縁が近づいてきます。そして機が熟した時、最もふさわしい相手と巡り合えます。
『日々の祈り』の「真我を自覚して『魂の半身』と出会う祈り」をしっかりと読むのも、自信をつける方法です。



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