PTA役員の負担が重くつらいです

学校の悩み

娘が通う小学校のPTA役員をしぶしぶ引き受けましたが、引継ぎの時からあまりの仕事量にパニックになってしまいました。前任者に教えてもらっても頭に入らず、パソコン操作も苦手で、仕事の内容と自分の能力がかけ離れていて不安に押しつぶされそうで続けるのがつらいです。アドバイスをお願いします。(A子・44歳)

回答者:久都間 繁(生長の家本部講師)

 小学校PTAのお役を引き受けたとのこと、おめでとうございます! 私も以前、子どもたちが通う小学校でPTA会長を三年間お受けしたことがあります。毎年、新しい役員を迎えたときの経験を踏まえて、アドバイスします。
「不安におしつぶされそうで続けるのがつらい」とのことですが、一見「行き詰まった」と見えるときが、いよいよあなたの運命が開けるときなので、安心してお役を受けてください。
 あなたは、「引継ぎの時からあまりの仕事量にパニックに」なったそうですが、PTAのお仕事は年間を通じてのものなので一挙に全てを引き継ぐ必要はありませんし、一度に理解できるものでもありません。行事の運営も、パソコン操作も、前任者や同期の役員の皆さんに、一つひとつよく聞いて、その都度アドバイスを頂きながら進めていけばいいのです。
 PTAはボランティアなので、あなたが周りの方に素直にお尋ねすれば、皆さん喜んでいろいろなことを教えてくれるはずです。
 学校のため、地域のため、子どもたちのために無償で奉仕することは、私たちの人生に爽やかな喜びをもたらします。PTA活動に限らず、子どもたちは、親が周りの幸せのために無償で一所懸命に働く姿を横目で見ながら、世の中はお金だけで動くのではなく、愛と善意によって支えられていることを親の背中から学ぶものです。
「積善の家には必ず余慶あり」と言われているように、「幸せ」とは、周りの人から寄せられた〝感謝の想い〟が陰徳となり、やがて有形無形の相となって現れたものです。人や社会のために奉仕することは、周りの人に喜ばれ、自分も、家族も生かされて、揺るぎない豊かさを家庭にもたらします。
 今回のことを機に、あなたがさらに一歩進んで、生長の家の誌友会や母親教室に参加し、学ぶようになれば、ますます善き人生が花咲くことでしょう。

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