主人は最近、営業所長になりましたが、退職したり、怪我などで休職する社員が出ました。しかし社員の補充はなく、仕事が回らない状態のようです。本社の社長からの無理な命令にも対応しなければならず、温厚な主人が気の毒でなりませんし、体のことも心配です。妻としてどのように支えていけばよいでしょうか。(A子・55歳)
回答者:森田美穂(生長の家本部講師補)
あなたが、ご主人の支えになりたいと心から思うことは、ご主人にどんなに勇気を与えることでしょう。
ご主人の問題のようですが、夫婦は本来一つのいのちですから、あなたの内にある神の無限の愛を現し出す絶好のチャンスと捉えることができると、きっと良い方に向かっていきます。
今どんな状態であっても、人間は神の子であり、神様のほんとうの世界は善に満ちた素晴らしい世界である、というのが生長の家の教えです。さらに「コトバが人生をつくる」と説きます。言葉にしたことや、心に強く思ったことが、自分の周囲に現れてくるのです。
あなたは、ご主人のことを「気の毒でならない」と書かれていますが、いつも「気の毒な主人」と認めていると、あなたの心の中は暗く沈み、その思いの通りに、ご主人はいつまでも気の毒な状態のままになってしまいます。まずは、あなたの心を明るく転換させることが大切です。
そのために、日々、神想観を実修して、「主人は神の子、完全円満。健康で、よき協力者を得て、営業所の仕事は順調に運ばれ、生き生きとお仕事をしています。ありがとうございます」と唱え、ご主人の素晴らしさを見つめて、力強く乗り越えていくことができるという信念を、あなたの中に深めましょう。さらに、心を込めてお弁当を作ったり、「お疲れさま」と手料理でねぎらったりして、感謝の気持ちを表しましょう。
生長の家には『日時計日記』という、日々の良いことだけを書いていく日記があります。取越苦労をするのではなく、この日記に先祖や両親への感謝、自分やご主人への讃嘆の言葉を書きましょう。
愛するということは、心配することではなく、相手の素晴らしさを信じることです。ご主人を信頼し、愛と感謝の明るい心で日々を送ることで、ご主人の仕事も必ずよい方に向かっていくと思います。