周りの子に手を出してしまう息子。どう育てれば?

教育

二歳になる息子は、周りの子にすぐ手を出してしまいます。まだ自分の気持ちを言葉でうまく表現できないからだと思いたいのですが、情緒不安定のような感じがします。普段はとてもいい子で、その豹変ぶりが気になります。私の育て方が悪かったのだと思うのですが、この先どう育てていけば良いでしょうか。(A子・31歳)


回答者:長谷川暢彦(生長の家本部講師)






 ひと時も目が離せない育ち盛りの息子さんへの、あなたの心配もごもっともです。でもご安心ください。生長の家では「認めるものが現われる」と言います。
「いかに多くの宝が庫の中に蔵われていようとも灯火がそこになければその宝は無いに等しい。だから諸君よ、諸君の子供にそして諸君の教え子に宿っているところの『神性』(神からの大遺伝)を認めることから始めよ。その『認める力』の輝きによって、いかなる悪癖も悪遺伝も根絶する」(『人生の扉を開く』12ページ)と説かれています。
「普段はとてもいい子」が息子さんの本当の姿(神性)であって、「情緒不安定」の姿は本当ではないのです。特に十代中頃までは、親子一体と言われます。親が心に描くことが子どもに現れてくるのです。
 ですから、同書に、「『うちの子はよく出来るすばらしい子だ』と信じたり、現状を肯定していると、その通りすばらしくやってくれますが、『うちの子は懶け癖がついて困る』などと思っていると、その通り益々懶けて勉強しなくなる。だから『すばらしい子だ、深切で明るく素直なよい子だ』と信じてあげればよいのです」(24ページ)とあるように、「とてもいい子、すばらしい子だ」と明るい良いコトバの習慣をつけられると良いですね。さらに、その日の良い出来事のみを書き記す『日時計日記』を毎日付けられると、効果抜群です。
 人には「愛されたい、認められたい、ほめられたい、お役にたちたい、自由でありたい」という五つの願望があります。特に幼少期は顕著です。毎日数回はしっかり抱きしめて、話を聞いたり遊んだりして、これらの願いを満たしてあげるように心がけて下さい。すると子どもの心は安定し、穏やかになっていきます。
 神様から授かった息子さんと共に、明るく楽しい生活を送られることをお祈りします。



関連する相談

月刊誌のご紹介

なんでも相談Q&Aは、月刊誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に掲載された内容になります。
この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。