子どもが仲間はずれにされています

人間関係

中一、小五、幼稚園の三人の子どもたちは、学校や幼稚園で友達から避けられたりしているようです。嫌がらずに登校していますが、時折友達から冷たい態度をされたと言います。ずっと仲良くできる友達ができるように、親としてどうすればいいでしょうか。つい叱ってしまう私が悪いのかとも思ってしまいます。(A子・42歳)

回答者:藤原佐知(生長の家地方講師)

 私も三児の母親ですので、お気持ち、とてもよくわかります。お答えとして三つのポイントがあります。
①私が以前勤務していた幼稚園にK君という子がいました。K君のお母さんはとても心配性で、K君はまるで母親の心配という見えない鎖で縛られているかのように、オドオドして声は小さく、いつも先生の側を離れない子でした。たとえ母親が離れていても、母親の想いは子どもの心に大きな影響を与えるのです。
 ですから、お母さんは子どもたちを明るい気持ちで見つめ、「わが家の子どもは大丈夫。どの子も素晴らしい神の子さん、毎日、元気にあらゆることで大活躍できます!」と明るい想念を送り、さらに日々の明るい出来事のみを綴る『日時計日記』に、子どもを讃嘆する言葉を書きましょう。
②次に、お子さんを取り巻く、学校や幼稚園の環境をよく知ることです。わが家でも転校した学校で、少しの間でしたが、長男がいじめに遭う経験をしました。
 私はその時、学校の役員を引き受け、学校の友達を家に呼んだり、地域の子供会にも積極的に参加し、いじめた子やその母親とも交流を持ち、子どもが過ごす環境を整えるように務めました。このおかげで、家の中では友達や先生についての会話が弾み、家庭が明るくなりました。
③最後にお伝えしたいのは、お子さんと悦びや楽しさを共有することです。ご主人も巻き込んで、森や海や身近な自然に一緒に出掛けて、自然に触れる経験をしてみて下さい。そして夜、眠る時には一人一人の頭をなでながら、こんな魔法の言葉を語りかけて下さい。「○○ちゃんは日本の宝、世界の宝、宇宙の宝、神様の宝物。そしてお父さん、お母さんの大事な大事な宝物。生まれてきてくれて、ありがとう! 明日も嬉しいこと、楽しいことがたくさん、たくさん待っているよ。安心しておやすみなさい」
 どうぞ、子育てを通じて生きがいある毎日をお過ごし下さい。

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