職場でミスを繰り返し、自己否定の思いから抜けられません。

人間関係

職場の先輩から、ミスをした時に、「あなた、使えないね」と言われてしまいました。それからは、「わたしは仕事が出来ないんだ」という思いが頭から離れず、空回りばかりしてしまい、単純なミスをしてばかりです。どうしたら良いのでしょうか?(22歳、女性)

回答者:古川洋一 (生長の家本部講師)

光明面を見ることで、
あなたは変わります。

職場でミスを繰り返し、自己否定の思いから抜けられないとのこと、心中お察し致します。ミス防止対策として、一般的にはメモを取る、コミュニケーションをとって、わからない事は聞く、睡眠を十分にとり体調を管理する、などがあると思いますが、生長の家が推奨する心の持ち方から解決法を考えたいと思います。

あなたには
無限の力がある

 あなたは、先輩から言われた一言がトラウマとなり、ミスを繰り返す恐怖心から、さらなるミスを招いているように思われます。でも、ご安心ください。生長の家では、「人間は神の子で、無限の可能性を持っている」と説いています。

 今のあなたは、それが十分に現れていないだけなのです。そういう意味では、先輩のきつい一言は、あなたに宿る「無限の可能性」を引き出してくれるチャンスだと捉えることができます。

 まず、自己を否定する思いを、「自分は神の子・無限力がある。やれば必ずできる」という自己肯定の思いへと変えていくことが大切です。
そのためには、「自分は素晴らしい神の子である」と認める、生長の家独得の座禅的瞑想法であるを実修することです。

 神想観のやり方は各地にある教化部で学べます。また、生長の家の真理が書かれた書物を読んで心を鼓舞し、「言葉の力」を用いて心を整えましょう。

感謝の心に変われば、
周りの環境が変わる

 さらに、あなたに特にお勧めしたいのは「感謝の心」を起こすということです。

 かつて私も若い頃、あなたと同じように職場の先輩から毎日ミスを指摘され、皆の前で大きな声で叱責を受けたことがあります。状況を改善しようと思い、夜遅くまで仕事をしたり、休日出勤もしたりしましたが、次々と色々な問題が起きてきて、努力も空回りしてしまいました。

 当時の自分の心境を振り返ると、不平、不満の心で周囲を裁いていたと思います。そのような不平、不満の心が感謝の心に変わると、周りの環境も変化して、私に対して協力的になり、仕事も順調に捗るようになりました。

 ご両親やご先祖、職場の先輩、同僚、あなたを取り巻く全ての人々に感謝の心を起こしてください。その方法として、生長の家では、太陽の輝く時刻のみを記録する日時計のように、物事の明るい面に心を向け、記憶し、表現する「日時計主義の生き方」を勧めております。それを具体的に実践する『日時計日記』を、毎日書き続けるうちに、あなたの心は感謝の思いに満たされてくるでしょう。

 そして、自分のことだけではなく、いかに周囲に喜んでもらえるかを考えながら、実践してみてください。きっと状況は好転してくることでしょう。

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