人の悪口を言う先輩のことで悩んでいます。

仕事

職場の人間関係で悩んでいます。経理部で働いているのですが、五十代の女性の先輩社員が、お昼休みなどに社内の他の人の悪口などをいつも言っていて、聞いていると気分が落ち込んでしまいます。「あなたもそう思うよね?」などと、その人から言われたときには、悪口を言うのが嫌なので、な返事をしてごまかしていますが、自分も陰でその人から悪口を言われているかもしれないなどと考えて、気になってしまいます。どうしたらいいでしょうか?(24歳・女性)

回答者: 村上満代(生長の家本部講師補) 岩手県出身。養心女子学園卒業後、生長の家総本山の職員となる。今年の目標は「ていねいに生きる」を意識して、毎日を楽しみながら生活すること。

あなたと同じ状況の中で、人によっては一緒になって悪口を言ってしまう場合もあると思いますが、悪口を聞かされて気分が落ち込んでしまうあなたは、とても優しい方ですね。

『真理の吟唱』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)には、「愛によって解決出来ない問題はない」(193ページ)と書かれています。愛とは、自他一体の心ですから、相手の立場に立って考えることによって問題解決の糸口が見えてきます。

私も、相手の態度で腹が立ったり、悲しい思いをしたりして、人間関係で悩んだ時などは、まず相手の立場になって考えるようにしています。

そこで、他の人の悪口を言ってしまう人とは、どういう心境の人なのかと考えてみると、たぶんその先輩は、幸福ではない寂しい人なのかもしれません。そして本当は、「もっと愛されたい、もっと認められたい」という気持ちが強い人ではないでしょうか。

相手の良いところを
さがして讃嘆する

生長の家では「人間は皆、神の子」で、他と比べようがない絶対価値があり、その人でなければ果たせない使命を持つ素晴らしい存在である、と説いています。それは、その先輩社員の方も例外ではありません。
現象的にはいろいろ問題があるように見えていても、実相は素晴らしい神の子なのですから、必ず良いところもあるはずです。まず、その先輩の幸福をお祈りしましょう。そして、お祈りの中で、先輩の笑顔を思い描きながら、先輩の良いところをさがして讃嘆しましょう。

さらに、日々の生活のなかで良いことのみを記録する『日時計日記』を活用することをお勧めします。毎日、その先輩を讃嘆する言葉、感謝の言葉を書いてみて下さい。すると、この現象世界には「心で強く思った事が実現するという心の法則」がありますから、きっと先輩の素晴らしい実相が現れてくると思います。

明るい心で明るい人生

生長の家では、「明るい心が、明るい人生を創る」と教えています。この問題をきっかけに、あらゆる人や、物や、出来事などの中の光明面のみを見ることが習慣となれば、あなたの心は自然と明るくなります。この現象世界には「親和の法則」が働いていて、明るい心には明るい出来事が集まって来ますから、きっとあなたは明るく楽しく幸福な方向へと導かれると思います。問題が解決し、明るく幸福な人生となるようお祈りしております。

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月刊誌のご紹介

なんでも相談Q&Aは、月刊誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に掲載された内容になります。
この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。