どうすればもっと明るい性格になれますか
自分の性格のことで悩んでいます。小さい頃から引っ込み思案な方で、あまり自分の感情を表に出すこともないため、周囲の人からはきっと「暗い人」と思われているはずです。相手に自分の意思をはっきりと伝えることも苦手で、何かを頼まれると断ることができず、そんな自分がすごく嫌になる時があります。どうすればもっと明るい性格になることができるのでしょうか? (16歳、女性)
回答者:山下滋代(生長の家本部講師補)
周りの人に喜んでもらえるようなことに取り組んでいきましょう
自分の素晴らしさを自覚するために
明るい性格になりたいという前向きな姿勢が、本当に素晴らしいと感じました。あなたは、周りの人たちを思いやる優しい方なのだろうと思います。
十代の頃、自分はどうだったのか遠い記憶を思い返しました。転校を何回も経験し、その度に学校にうまく馴染めるか、仲の良い友達ができるのか不安に思ったこともありましたが、幸いにして、生長の家を信仰する家庭で育ったため、教えによって何度も導かれ、乗り越えることが出来ました。
そのときの経験から分かったことは、自分を取り繕う必要は全然ないということです。自然体のままでいれば、気の合う友達ができるということを知り、一人ひとりの個性を尊重することが大事だと学ぶこともできました。
生長の家では、「人間は神の子で、完全円満な存在である」と教えています。明るい心があなたの内に既に備わっているのです。それを現実世界に現し出すために、生長の家独得の座禅的瞑想法である神想観を実修してみるのはいかがでしょうか。
神によってつくられた光り輝く自分の姿を、神想観を通して心の眼で観る練習をしてみましょう。詳しい実修の方法は、『神想観はすばらしい』等を参考になさってください。次第に、自分は神の子で素晴らしい存在だと認めることができるようになり、心も整えられ、あなたの本来の素晴らしさが現実世界に現れてきます。
「日時計主義」で生きよう
次に、生長の家の「日時計主義」の生き方をお勧めします。生長の家総裁・谷口雅宣先生は、『日時計主義とは何か?』(生長の家刊)にこのように記されています。
生長の家は「世の中の明るい面」「楽しい面」「素晴らしい面」に注目して、それを 「コトバの力」によって褒めたたえ、引き出すことによって、すでにある「神の世界」をこの地上に現すための運動であります。(132ページ)
物事の明るい面をみる「日時計主義」の生活を心がけ、『日時計日記』もつけてみましょう。すると、既に自分はすべてを豊かに与えられていることに気が付き、小さなことにも感謝できるようになります。
それと同時に、親のお手伝いをするなど、一日の中で何か一つでも世の中のためになるような善いことや、周りの方が喜んでくれるようなことを行ってみてください。少しずつでも継続して明るい生活を心掛けるようになると、自らの性格も自ずと明るく変わり、周りの世界も変わっていきます。
これからたくさんの嬉しいこと、喜ばしいこと、感動する人との出会いが待っています。ますますのご多幸をお祈りしております。