体験談

岡山教区栄える会の農園について/岡山教区栄える会会頭 中山弥生

2023年4月2日  

合掌ありがとうございます

岡山教区では「神・自然・人間は本来一体」の真理に基づき、“倫理的な生活”の実践のため、近藤かこ・前会頭が栄える会として2016年頃から農園の運営を始められ、収穫した野菜を子ども食堂へ寄付されていました。私が2019年12月に会頭を引き継いだ際、借りていた農園の契約が終了し、栄える会会員の土地をお借りして新たな農園を始めることになりました。その土地は宅地として造成されていたので、土の運び入れから始め、自然環境に優しい農法で、食べても安全な作物を作ることを目標に、近くのマッシュルーム農家から殺菌した菌床を運び入れ、畑の土づくりを行いました。ぼかし肥料作り、作物の植え付けや収穫を体験できるSNIオーガニック菜園部のミニイベントを開催し、栄える会会員以外の方々もお誘いして参加してもらっています。芋掘りなどには生長の家の教えを知らない方がお子さんを連れて何組も参加してくださるようになり、毎年楽しみにしてくれています。自分たちが植えた作物を収穫できることは、参加してくれている子供たちにとっても、ひときわ嬉しいことのようです。青空の下で汗を流すことの清々しさ、皆で協力して作業することの楽しさなど魅力いっぱいの農園です。

ただし、楽しいことばかりではなく水やりや草取りといった作業は大変です。しかし、栄える会員やそのご家族、畑の隣の住人などが自ら進んで献身的に行って下さり、本当に多くの皆様の愛念と神の愛に守られて、初年度から見事な収穫を得ることができています。作付けは野菜作りに詳しい会員さんたちが子ども食堂にお届けしやすいものを中心に計画を立ててくれています。サツマイモやジャガイモは定番となり、保存のきく玉ねぎやカボチャも寄付しやすいことに気づきました。昨年夏にはスイカも提供できて、皆さん喜ばれました。

私は5年前から仕事を通じて知り合った方が主催している「岡輝(こうき)みんな食堂」にボランティアとして参加しています。主要メンバーが職務上の知人だったことで比較的容易に参加することができました。ボランティアとして参加したいと思っていても誘ってくれる人がいないと参加は難しいことだと思います。私は自分が参加できないとき、代わりに参加してくれる人がいたらと思い、数人の知人をお誘いしたところ、今では主力メンバーとして活躍してくださるようになりました。そうしているうちに栄える会として野菜を寄付する

「岡輝みんな食堂」マルシェに参加(中央が中山会頭)

だけでなくボランティアも呼びかけてみました。するとパン屋を営む栄える会の会員さんがパンを寄付してくださったり、白鳩会の会員さんがボランティアに参加してくださるようになりました。今は毎回欠かさず参加してくれる方も出てきて、昨年秋の5周年記念の「岡輝(こうき)みんな食堂」のマルシェの際には、主催者から「生長の家としてのブースを出してくれませんか」と頼まれ、「生長の家」と大書された垂れ幕まで掲げてくれました。

ミニイベントは生長の家を信仰されていない方にもお声をかけやすく、生長の家のことをお伝えしやすいです。栄える会の農園を通して“倫理的な生活”(ノーミート・低炭素の食生活、省資源・低炭素の生活法、自然重視・低炭素の表現活動)を実践し、参加くださる人たちにお伝えしていきたいと思います。


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