体験談

自然と一体になれる家庭菜園は心の架け橋/生長の家新潟北越教区栄える会会頭 堀川 雅弘

2023年8月7日  

2020年3月頃のことですが、新潟北越教区栄える会での取り組みを紹介させていただきます。当教区栄える会では、新潟と離島である佐渡島に居住する会員の間で例会を開催するために、コロナ以前から「スカイプ」を用いたオンラインでの例会を開催していました。例会で、人・自然一体の活動として家庭菜園のミニイベントが出来ないだろうかという話題になりました。その時に、佐渡支部の斎藤泉・支部長から、自宅の近くに何年も使っていない畑があるとお話がありSNIオーガニック菜園部メンバーである会員が主催者となって開催することとなりました。

一人で畑を耕すのは大変だということで、新潟に住む会員たちが佐渡へ行き、家庭菜園のミニイベントを開催することにしました。参加者は5名となり、当時、国際本部からの通達でコロナによりミニイベントの参加上限が5名までとされていた中で丁度良い参加人数となりました。ジェットフォイル(※)に55分間乗船して佐渡の両津港に入港し、ホームセンターで種芋、肥料、石灰を購入して、斎藤支部長の畑へ到着しました。ジャガイモとサツマイモを植えるために、鍬を持って5人で畑を耕しました。天候も良く、土を一鍬一鍬起こしてはひっくり返していく作業は楽しく進みました。農業を営む新潟支部の渡部政幸・前相愛会新潟北越教区連合会長に教えていただきながら作業はスムーズに進みました。

種芋の植え付けは、後日斎藤支部長が行いました。秋には、斎藤支部長のお孫さんと榎本幸一・新潟支部支部長が手伝いをして沢山のイモが収穫されました。毎月のネットフォーラムの度に、畑の写真を見せていただいていたので、新潟支部からも芋の葉が成長する姿を見て嬉しくなり、参加された会員と一緒に喜ぶことが出来ました。

その後はコロナ禍のため、ミニイベントを行うことができませんでしたが、秋には、斎藤支部長のお孫さんと榎本幸一・新潟支部支部長が手伝いをして沢山のイモが収穫されました。毎月のネットフォーラムの度に、畠の写真を見せていただいていたので、新潟支部からも芋の葉が成長する姿を見て嬉しくなり、参加された会員と一緒に喜ぶことができました。

その後はコロナ禍のため、ミニイベントを行うことができませんでしたが、斎藤支部長の畑にはいつの間にか作物の種類が増えていました。昨年はご自分で、ジャガイモ、トマト、ズッキーニ、かぼちゃレタス、小松菜を栽培して、お近くの方に差し上げて喜ばれたそうです。斎藤支部長は、「作物が育っていくのが楽しみ。大きなものはできないけれど、完熟させて採るから小さくても美味しい。」と言われます。流通ものの野菜は、完熟する前に早採りしているようで、味にも違いがでるとのことです。

また、新潟支部でも榎本支部長が自宅で本格的に家庭菜園をされていて、昨年は、とうもろこし、サツマイモ、枝豆、スイカ、かぼちゃ、茄子、ピーマン、辛南蛮、青紫蘇、きゅうり、ミニトマト、トマト、食用の菊の花、仏事用の菊の花の栽培をされていて、「我が子に手をかけるように、毎朝畑に行く。我が子のように可愛くてしょうがない。砂地なので、みんな成功するように水やりと肥料に気をつけている。」とのことです。今年5月の教区栄える会のネットフォーラムでは、お二人の家庭菜園の近況を、会員の皆で一緒に話すことでとても明るく気持ちが暖かくなる素晴らしい内容になりました。

ウクライナ情勢は厳しい状況が続いていますが、自然と一体になれる家庭菜園は、人と人との心の架け橋になるものだと強く感じました。世界の人が、ともに自然に触れることで、人と自然の「自他一体の心」を感じて、より良い世界が実現することを皆さんと祈りたいと思います。

※:吸い込んだ海水を後方に噴射して進む水中翼船


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