「八ヶ岳ベース1529」の取り組みについて

山梨県北杜市にある宗教法人「生長の家」 “森の中のオフィス”では、週末に観光客が多く訪れるという立地を生かし、県道沿いにある施設「八ヶ岳ベース1529」*を地域の方や観光客と交流しつつP4Uを広めるために活用し始めました。ここでの取り組みのうち、「絵馬」「ミニ図書館」を紹介します。

①【絵馬】
ウクライナ民話「てぶくろ」をモチーフに2種の絵馬が作られました。ロシアの軍事侵攻が続く現実に鬱屈した気持ちが、平和への願いを書いて奉納してもらうことで少しでも和らぐようにと願い製作したものです。1枚600円で、頒布価格の50%はウクライナ緊急支援募金に寄付されます。現在、全国の生長の家の拠点(教化部)で購入可能です。(奉納については受付準備中です。)

ここで、デザインについてご紹介いたします。

1種類目は、ウクライナの伝統衣装「ソロチカ」に施されている刺繍柄をモチーフにした絵馬です。ソロチカには着用者を邪気から守る「魔除け」の意味があって、特に邪気が入りやすいとされている首回りや袖口、片口などに花や鳥、太陽などをモチーフにした刺繍が施されているのが特徴。刺繍の色にも意味があって、赤は「人生の喜び、情熱、愛」、黒には「永遠、土」といった意味があるそうです。また、幾何学模様にも意味があって、絵馬の手首にデザインした波打つギザギザ模様は「調和」を表しています。

ウクライナは、世界で最も肥沃な土地の1つとも言われていて、麦やトウモロコシなどの産地としても有名です。そんな自然豊かなウクライナの地を思い、太陽や植物をイメージしながら、自然と調和した健やかな日常が永遠に続くことを願ったデザインです。

続いて2種類目ですが、手袋の中に描かれているのは、ウクライナ民話『てぶくろ』に登場する動物たちです。この民話では、ネズミ、カエル、ウサギ、キツネ、イノシシ、オオカミ、クマの7種類の動物たちが、1つの手袋の中で仲良く過ごす様子が描かれています。現実の世界では、これらの動物たちが仲良く過ごしている様を見ることはできないでしょう。なぜなら、キツネやオオカミはウサギを食べてしまうからです。しかし、この民話では、現実の世界ではあり得ない、被食-捕食関係の生き物同士が、お互いに場所を譲り、認め合って共存しています。そして私たちは、このような一見“異質”なもの同士が仲良く過ごす姿を見ると、心が温まり、豊かな気持ちになります。生長の家では、この民話にあるように、異質なものを排除するのではなく、個性や多様性と認めて尊重することを大切にしています。この絵馬は、民話の中で描かれた世界観から私たちが受け取ったメッセージを伝えながら、ウクライナに一日も早く平和が訪れることを願いデザインしました。

ウクライナの平和を祈る「絵馬」2種類が購入できます。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
「絵馬」てぶくろ型  https://www.ssfk.or.jp/p/a/029070.htm
「絵馬」どうぶつ達  https://www.ssfk.or.jp/p/a/029071.htm

②【ミニ図書館】
「ミニ図書館」とは、自宅や店先やバス停などに設置され、地元の地域社会の人たちに小さな箱に収められた本を無料で貸し出すというアメリカ合衆国および他国にも広がっている非営利の運動です。マイクロ・ライブラリーやリトル・フリー・ライブラリーとも呼ばれています。今回の生長の家のミニ図書館では、『てぶくろ』などウクライナに関する書籍と、生長の家の書籍が設置され、誰でも気軽に利用できるようになっています。この図書館を利用してもらうことで、多くの方々にウクライナの実情への理解を深めてもらうことと、ウクライナの平和を願う地域の人々や観光客の交流の場の一部とすることを目指しています。

*八ヶ岳ベース1529とは?
「八ヶ岳ベース1529」は、宗教法人「生長の家」 “森の中のオフィス”敷地内にある施設です。名前にある「ベース」は基地や拠点を意味しています。そして、「1529」には2つの意味があります。1つ目はすぐ近くにそびえ立つ天女山の標高の1,529mを意味しています。もう1つは、1,529mを「いごにく」→「以後肉」と語呂合わせし、「以後、肉食を減らす。または肉食しない」ことを意味しています。これは、肉食を行うことにより穀物飼料が消費されトウモロコシなど貧困に苦しむ国の人々の食糧を奪ってしまったり、メタン排出や放牧のための森林伐採による地球環境への悪影響への取り組みとして私たち生長の家が肉食の削減を訴えていることに由来します。

詳しくは以下のリンクをご参照ください。
https://www.jp.seicho-no-ie.org/active/meal/nomeat/

「P4U――ウクライナに平和を」特設サイト