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2020.11「仕事と子育てをいきいきと」「母も子もしあわせに」

2020年12月19日  

テキスト 谷口雅宣先生著『日々の祈り-神・自然・人間の大調和を祈る』

     谷口純子先生著『46億年のいのち』

 

新型コロナウイルス感染拡大のために、当たり前にできていたことができなくなって、私たちを取り巻く環境も大きく変わりました。そんな中で急速に進んだのが、デジタル化ですね。リモートで仕事をしたり、授業を受けたり、自宅での生活時間が長くなって、ご主人や子どもがずっと家にいたりと、働くママたちにとっても、戸惑いや不安が大きいことでしょう。今月は「仕事と子育てをいきいきと」「母も子もしあわせに」というテーマです。どんな状況の中にあっても日時計主義の生き方で明るい毎日を送ることをお伝えいたします。

お母さんの“笑顔”は子どものしあわせ

毎日マスクをつけていると、顔の表情もわからないので、いつのまにか笑顔のない生活になっていないか、要チェックですね!

家庭の中では、マスクは外しているでしょうが、習慣的に表情が硬くなっていたり、ブスッとしていることや忙しさの中でつい不機嫌な表情になりがちです。

毎日のお母さんの笑顔は子どもにとって、最高のよろこびですし、生きる姿勢へのメッセージにもなります。自分と周りは一つですから、このような不安な時代だからこそ、自分自身の心を笑顔にする努力はとても大切です。

 

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生の御著書『46億年のいのち』には次のように書かれています。(50頁)

「日時計主義」というのを生長の家ではお勧めしているが、それは自分の周りの物事の良い面、明るい面、感動したこと、社会の明るい出来事のみを、心に強く印象付ける生き方である。それを自分自身にも当てはめるのである。人によっては、そんなことをしたら、いい加減な自分で自己満足して、進歩や成長の妨げになると考える人がいるかもしれない。けれども現実には、謙虚に自分を見つめ、自分の良さを認めると共に、足りない部分の改善に努力をすることは、それほど簡単ではない。自己の本性に対する絶対的な信頼がなければ、できな

いことだ。

 ありのままの自分で背伸びせず、のびのびと努力を重ねていけたらと思う。自分の心で認めたもの、努力を重ねたものだけが、私たちの人生に反映されてくるのだから。

現代は、共働きの世代が増えてきて、働きながら子育てをすることは珍しくなくなりました。職場も家庭も、ともに充実した毎日を過ごしたいという理想を持ちながらも、仕事を持ちながら子育てしているお母さんの悩みはつきないかもしれません。

あれもこれも完璧にやらなくてはと思うと身動きがとれなくなって、できないことを見つめて自分を責めていないでしょうか。

私たちの生きる世界は、良いことも悪いと思える出来事もありますが、そのときにどう対応するかが大切です。文句をいったり、相手を憎んだり、悩みで頭をいっぱいにすることもできますが、心を明るいものに集中させて、行動することもできます。不安や悩みで頭がいっぱいのときは、与えられているもの、自分の素晴らしさがいっぱいあっても、それに気づくこともできないものです。

 

朝は、太陽の光を浴びて生かされていることを喜び、窓を開け、新鮮な空気を力一杯吸い込んで深呼吸をしてみましょう。そして鏡の前で「私はしあわせ!」「私って素敵!」と言って最高の笑顔をつくってみてください。何よりもお母さんの笑顔は家族を元気にします。誰も代わることのできない、かけがえのないあなたは、素晴らしいのです。

生長の家の『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生ご監修)に自分自身を祝福讃嘆する言葉、与えられている恵みをどんどん書いてみましょう。

自分の心がふさいでいるようなときにこそ、自分を讃嘆し、ニッコリほほえんで、心を切り替えましょう。

☆☆☆嬉しい、楽しい、ありがたい、私は素晴らしい!生きていること。家族がいること。きれいな水が飲めること。空気があること。目が見えること。手が動くこと。歩けること。「お母さん!」と呼んでくれる子どもがいること。食事ができること。仕事があること。etc. また、生活の中で「大切にしていくこと」「毎日やること」「自分がワクワクする言葉」「こうなりたいという希望」など☆☆☆

 

不安や心配ではなく、たくさんの感謝すべきことやものを思い出せば、心が明るくなって、生きる喜びが湧いてくるでしょう。
今日もイキイキと、とびきりの笑顔で過ごしたいですね。

2021年版『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生ご監修)は、 Amazonでも購入できますので、明るい心の習慣を身につけるために是非お求めいただき、新しい年も楽しくご活用ください。

 

生活の中の心の軸を整えましょう

私達は、目の前の出来事を通して、心配したり、不安になったりしますが、神さまが創造された「ほんとの世界は、善のみ、善きことのみの世界」です。

 

生長の家総裁・谷口雅宣先生は御著書『日々の祈り-神・自然・人間の大調和を祈る』に次のようにお書きくださっています。(118頁)

神さま、私は神の子として、神さまのもち給えるすべての御徳を常に心に把持することを怠りません。私は毎日、神想観して、神さまの世界に植え付けられた実在の「種」を心の表面に喚(よ)び起こします。そして、愛行と和顔・愛語・讃嘆のコトバの力を駆使して、自己に宿る神さまの御徳を表現する活動に邁進します。「われ神の子なり」と常に観じ、思い起こし、「神の子」の理想を日常生活の基準として高く掲げ、その「種」を地上世界で育て花開かせる生活を送ります。それは生き甲斐のある喜びの生活です。私はその喜びを他の人々にも伝え、協力し、分かち合い、かつ独断、独善に陥(おちい)らず、根気強く、時機に敏(さと)く、明るく、勇気をもって、神さまの御徳を表現する道を前進していきます。

 

私たちの生活は、その人それぞれの心の習慣によって決定づけられていますから、このような情報社会の中に生きる私たちは、自分の心の基盤をしっかりと希望の方向、善なる方向に意識的に転換していくことが必要です。

なんとなく慌ただしく過ぎてしまう忙しい毎日だと思いますが、特に朝はその日の心の方向性を決める大切な時間です。

家族が起きてくる前にちょっとだけ早起きをして、「神想観」(私たちの心の深い部分、潜在意識を善なる方向に習慣づけるための生長の家の瞑想法)を実修することをおすすめします。清々しい朝の時間にテレビのチャンネルを合わせるように、お母さん自身が「私は神の子」の思いを深くし、自分の善なる姿、夫の善なる姿、子供の善なる姿、職場の善なる姿など望む姿をしっかりと心に描いて感謝し、一日の出発には、明るく楽しい言葉を家族の耳に聴かせるように家族を送り出したいですね。

この世界には「類を以て集まる」「認めたものが現れる」という心の法則がありますから、お母さんのそのような「明るいコトバ(思い・言葉・表情)」は、自分の心を明るくし、子どもの心を明るくし、明るい家庭生活が築かれるでしょう。

 

感謝の気持ちを大切に。

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は御著書『46億年のいのち』の中でまた、次のようにお書きくださっています。(124頁)

どんなときにも自分自身と向き合い、努力を惜しまない生活が、人と比べることのない自分の人生を送ることにつながる。この努力を惜しまないということも、何事も一所懸命にするというだけでなく、その時の気持ちがどうであるかが大切だ。自分に与えられた環境や、家族をはじめ周りの多くの人々への感謝の思いを、心の基本に置くのである。どんなに懸命に生きていても、心の中に不満や怒り、憎しみなどがあると、物事はうまくいかないからだ。

 

仕事を持ちながらも夫婦や家族と調和していくためには、お互いに相手に対する感謝の思いや子供には「愛している」ことを、言葉や表情や態度に現すことが大切ですね。どんなに心の中に愛情があっても、それが表現されなければ伝わりません。

特に子供は優しいですから、淋しい思いをしていても言葉に出さないこともあります。自分の大切な時間をお子さんのために使って、そばにいてあげるだけで子どもはお母さんの愛情を感じます。家族で一緒に食卓を囲む楽しい時間を持ちながら、子どもの声に耳を傾けてみましょう。妻として、母として、女性として、どんな立場に立っても相手を思いやる気持ちや感謝の気持ちを大切にしていくと、家庭でも職場でも人に喜びを与えることができ、よき協力者、よき理解者を得て自分の可能性をさらに広げることができますね。

人生の主人公は自分自身です。どんなときも感謝の気持ちで受け止め、自分の内なる無限の可能性を現し出していくことができる尊い神の子であることを忘れないでください。

 

  • 倫理的な生活・子育ての中の「食」の大切さを伝える

子どもと一緒に旬の味わいを楽しみましょう

仕事で忙しいとついスーパーのお総菜を買ってきて、それぞれにすませるということもあるかもしれませんが、食事は健康な身体をつくるばかりでなく、心も養います。

最近は体質よりも体格を優先した食事が多いように思いますが、私たちの身体は自然のサイクルの中にあります。旬の食材は栄養価も高く、美味しいものです。

旬の野菜を使ったお母さんのお味噌汁♪

一緒に食事をする温かな時間は、それだけで子供は嬉しく、自分も幸せを感じますね。

旬の恵みを子供と一緒に確認しながら暮らしのリズムを楽しんでください!

 

さて、今月の普及誌「白鳩No.128」も大変参考になりますので、あわせてご覧ください。