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2017.05.01「ぼかし肥料」作りは楽しい!

こんにちは。オーガニック菜園部事務局員の柿本隆平です。

 

以前、オーガニック菜園部のイベントで、「冬の間にしておくこと」というテーマで、勉強会を開催したことがあり、その際に、地元の有機野菜農家の方に、「ぼかし肥料」作りを教えていただいた事がありました。

 

「ぼかし肥料」とは、生の米ぬかに、微生物を混ぜて発酵させ、あらかじめ分解をさせておくことで、作物への栄養吸収がスムーズになり、土の微生物層が豊かになる肥料です。

 

その勉強会で教えていただいた「ぼかし肥料」作りの方法は、生の米ぬかに元からある「ぼかし肥料」を混ぜて、水を加えてこねるだけのすごく簡単なものでした。

 

こねた後は、10日間ぐらい(気温によって異なります)発酵させます。途中、発熱してきますので、40℃をめやすに何回か混ぜ、発熱がおさまれば、完成です。

 

一度作ってしまえば、乾燥させて保存する事もできますので、またそれを使って、新たに「ぼかし肥料」をつくることができ、米ぬかさえあれば何度もつくることができます。

 

 

先日、勉強会の際に作った「ぼかし肥料」をつかって、4才になる娘と、新たに「ぼかし肥料」をつくりました。とても楽しい体験となりましたので、楽しさのポイントを3つほどご紹介いたします。

 

  1. 米ぬか集めが楽しい!いつも米ぬかがあるわけではなく、少量であったり、運良く大量にゲットできたりと、当たり外れがあり、コイン精米所めぐりが楽しいです。
     
  2. 地域にあるコイン精米所で米ぬかを集めます。(通常、米ぬかを自由に持ち帰ることができます)
  3. 米ぬかをこねるのが楽しい!
     
  4. 混ぜ込む水分の量にコツがあったり、感触が気持ちよかったり、途中から砂場遊び状態になったりと、親子で一緒にするのにオススメです。
  5. 発酵のしんちょくが楽しい!
     
  6. 発酵が進むということは、微生物が増えることですから、状態に変化があったり、発酵熱で温かくなったり、また、途中で混ぜたりと、お世話感覚が楽しいです。

ここでご紹介した「ぼかし肥料」は、自然にやさしい有機肥料です。

このように、有機栽培は、わたしたちの身近にあるものでも十分可能ですし、特別な設備もいらないシンプルな栽培方法です。時間や手間がかかるというイメージですが、プラスに転換したらそれが楽しさや喜びになります。

皆さんも仲間や家族で一緒に「ぼかし肥料」作りをやってみてはいかがでしょうか?

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(柿本 隆平)


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