オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

2019.01.29ミツバチ目線の生き方

 

こんにちは、SNIオーガニック菜園部事務局の水島です。

 

今回はミツバチの話をお届けします。

 

 

 

◇50匹の一生のたまもの

 

以前、読んでいた本で、ミツバチが一生かかって集めるハチミツの量はティースプーン一杯ほどの4-6グラムと知りました。働きバチの寿命が30―40日程度。外で蜜を集める期間は2週間ほどだそうです。300グラムの瓶のハチミツは、50匹以上の働きバチの一生のたまもの。
ハチミツは体調が悪いときのホットドリンクやお菓子に重宝していましたが、それを知ってからは、たっぷりと使うのが「畏(おそ)れ多い」ような、そういう気持ちになりました。

 

そんなミツバチの働きによって、野菜や果物が実ります。
国連環境計画によると、「世界の食糧の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」とのこと。
お金があれば食糧が手に入れられるように、人間は思ってしまいがちだけれど、実はミツバチがいなければ私たちは野菜や果物を食べていくことができない。ミツバチから、私たちを生かしてくれている壮大な営みに思い至ります。

 

◇自分の「幸せ」の先にあるもの

 

そんなミツバチ目線の生き方を提案する一般社団法人、ハニーファームの代表理事、船橋康貴さんにお目にかかる機会がありました。八ヶ岳に来られる機会があり、人を介して同僚がセッティングしてくれました。環境教育に取り組んでいる船橋さんのお話の中で印象的だった言葉を紹介します。

 

「自分の幸せを追求していくと、地球はよくなる」
これはとても深い言葉です。

 

以下は私の解釈ですが…。

 

ここで言う「幸せ」とは、物質的な豊かさに基づく幸せ、欲望に基づく幸せではなくて、
本当の幸せ。

 

本当に自分の心や体が喜ぶのは、農薬や化学肥料、添加物を使わない、他の生物もできるだけ傷つけない暮らし。だから、“本当の”自分の幸せを追求していくと、地球はよくなるということ。

 

 

「地球が喜ぶ」お金を超えた価値の創造を目指している船橋さん。
すべてのいのちが喜ぶ社会を作りたいと、改めて思わせていただきました。
                      

 

 

(SNIオーガニック菜園部 水島育子)


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