オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

2016.07.01家庭菜園を通してわかった大切なこと

こんにちは。SNIオーガニック菜園部事務局員の澤田です。

 

家庭菜園は、幸せを運んでくる

6月初旬、自宅の庭で、今年初めてのナスを2本収穫しました。

苗はあまり大きくならなかったのですが、

今にも地面につきそうなところから、

つやのあるふっくらとした実がさがっている様子をみて、

嬉しさと愛しさがこみ上げてきました。

食べるのがもったいなく感じつつも、 その日の夜は、

採れたてのナスと絹さやえんどうで、 焼き野菜カレーを

つくりました。サラダに使ったサニーレタスも、

庭で採れたものです。

ナスはと言えば、甘みがあって、 口にいれたとたん、

とろけてなくなってしまいました。

自宅で育てた野菜を調理して、

それを家族と一緒に味わう時間。

こういうのを、幸せと言うのかもしれません。

 

curry

 

家庭菜園が教えてくれた、食べ物を大切にする心

世界には、8億500万人(9人に1人)が

飢餓で苦しんでいる現状があります。

その一方で、日本の食品廃棄量は、

世界でも1位、2位を争うほどだそうです。

日本人として、とても悲しく、申し訳なく思います。

かく言う私も、東京で一人暮らしをしていた時は、

せっかく購入した野菜を使い切れずに腐らせ、

捨ててしまうことがたびたびありました。

心は痛みながらも、「忙しかったのだから仕方ない」と、

自分を弁護する気持ちがどこかでありました。

しかし、野菜を育てる喜びに目覚めた今は、

腐らせて捨てるなんて、絶対にできません。

食物というのは、誰かの手によって大切に作られたもの。

また、人間の力だけでなく、自然の力がなければ実ることはないもの。 「自分で育てる」という経験を通したからこそ気づいたことでした。

人と人との絆も深めてくれる

今年は、サニーレタス、絹さやえんどう、 スナップエンドウが

大量に実っています。

収穫の量を調整できないのも、自然を相手にすることの醍醐味。

たくさん採れたときには、新鮮なうちに、

ご近所さんへおすそわけをしていますが、

とても喜んでくれると、こちらまで嬉しい気持ちになります。

また逆に、ご近所さんから、庭で採れた野菜をいただくこともあります。

その野菜のおいしいこと。

家庭菜園は、人と自然とのつながりを強めてくれるだけでなく、

人と人との絆も深めてくれるのです。 (澤田 麻衣) tomato


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