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2019.03.26木や草を使って火を起こす

 

 

こんにちは、オーガニック菜園部長の小池聖明です。

 

 

気候変動による自然災害が頻発している昨今、その中で、私達が生き抜いていく知恵が求められています。その一環で、SNIオーガニック菜園部では、先日、緊急時の火の起こし方について、3月14日(木)に生長の家富士河口湖練成道場に学びに行きました。

 

 

 

 ◇木による摩擦熱を使った火起こし

 

 

 岩本悟総務と2名の職員の方が用意して下さっていたのは、こういう道具です。

 

 

一般的には「まい切り式火起こし器」というようです。何と、道場職員の手作りです。驚き!

使い古しの斧の柄で作った棒を、板に空けた穴の中に、擦りつけていきます。摩擦熱で次第に煙が出てきます。

 

 

 

穴の脇にある溝に着火を助けるための「よもぎ」の枯れ草を詰めます。世間一般でお灸に使われている「もぐさ」もよもぎだそうです。道場の庭にある枯れたよもぎを使いました。

 

 

 

わずかでも火種が出来れば、「火ふき竹」を使って、火種をよもぎに移しながら大きくしていきます。

ところが、今回は、煙は出たものの、完全に着火することができませんでした。残念!

 

 

 

 

◇松ヤニを利用した火起こし

 また、板にする台に、松の木を使う方法も教わりました。松の枝を使う場合は、松ヤニが含まれている飴色の箇所を探して、そこに穴を開けて同様に棒で摩擦熱を加えると火が起こりやすいそうです。昔の人は、このような火がつきやすい枝を探して、松明(たいまつ)にしていたようです。

 

 

 そこで、松の木の枝に穴を空けて、火起こしを試みましたが、こちらも着火までには至りませんでした。

 

 

しかし、元々自然界に存在する木や草を使って着火が出来ることがわかりましたので、次回は、それを私達の生活にどのように活かせるのか、引き続き、検討していきたいと思います。

 

 

 

余談ですが、最後に試みたのは、虫眼鏡で太陽光を1点に集めて火をおこし、麻ひもをほどいたものに火だねを移すという方法です。あっという間に、焚き火ができるほどの“火”となりました。簡単ですが、小学生の時にならった理科の実験が役に立ちます。太陽光があれば、いたってシンプルな着火方法です。

 

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局、小池聖明)


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