オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

2018.11.07自然に与え返す生き方とは?

 

 

こんにちは、SNIオーガニック菜園部長の小池聖明です。11月4日に函館市で開催された生長の家講演会に出講しました。

 

 

「自然に与え返す生き方とは?」がテーマで、人間が自然界から大いなる恵みをいただいていることを実感することが大切であるということをお話して、オーガニックの野菜作りやノーミート、“手作り”にチャレンジをすることが、化石燃料に頼らない自然に与え返す生き方につながることをお話しました。

 

 

●コンパニオンプランツで虫を除ける
 講話後の質疑応答の時に、一人の女性の方から「キャベツが苗の内に、葉のほとんどが虫に食べられてしまい、上手く育たないのですが、どうしたらよいでしょうか。」という質問がありました。
 すると、別の席に座っていた男性から「私は、キャベツと山わさびを混植しています。田舎に単身赴任した際に農家の方に教えていただきましたが、とっても良いですよ。全然農薬が要らないのです。」とのコメントがありました。
「山わさび」とは、本州にあるわさびとは違う種類で、北海道に自生しているわさびだということが後でわかりました。他の参加者でプランター栽培をしている女性は、野菜と一緒に虫よけとしてミントを植えているそうです。
これは、一般的に「コンパニオンプランツ」の働きの一つで、複数の作物を組み合わせることによって虫を除けることができるので、石油が由来の農薬の必要がなくなります。
自らの菜園からまずはオーガニックを実践。そこから少しずつでも地球に優しい方法で野菜を育てる仲間の輪が広がってくれたらいいなと思います。

 

●ノーミートでも身体は維持できる
また、若い男性の一人から「身体を維持していくのに、栄養がある野菜にはどんなものがありますか?」という質問がありました。私がノーミートの話をしたのですが、彼は、肉を食べなくては、体脂肪率が減り、筋肉も維持できないのではないかという不安があったようです。
そこで、わが家では育ち盛りの子供達が、野菜だけで健康に過ごしていることや、大豆が貴重なタンパク源となっていることや、プロのスポーツ選手でも、菜食中心の食生活で活躍している人もいることなどをお話しました。
ノーミートを生長の家が実践している理由には、動物の生命を尊ぶことのほか、大量の家畜を飼育するための飼料生産のために排出される温室効果ガスを減らしていきたいということがあげられます。しかし、それを具体的に生活の中で行うとなると、栄養的に大丈夫なのか?毎日続けていけるの?そもそも美味しいものが食べられるの?などと疑問が出てくる人もいることと思います。そういう意味でおたがいに語り合う機会があることは有り難いことだと思いました。
 化石燃料に依存しない、自然と共に生きる新しいライフスタイルとは何か?そして、具体的には何をしたら良いのか、これからもみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
 楽しい講演会の出張でした。12月は8日、9日と熊本の講演会にまいります。どんな出会いがあるか今からワクワクしています。

 

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局 小池聖明)


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