オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

2016.07.09菜園は生かしあいの楽園

沢山の肥料が虫を呼び寄せる?

 

こんにちは、SNIオーガニック菜園部部長の小池です。

 

山梨に移住して、
石油由来の化成肥料を使わないで野菜づくりをするようになり、
まもなく3年が過ぎます。

最初の頃は、生ゴミ乾燥機で処理した後の野菜くずを 肥料として、
土に混ぜて使っていましたが、
混ぜた量が多すぎたようで、土が栄養過多となり、
苗に虫を呼び寄せる原因になってしまったようでした。

なぜなら、山梨での菜園生活の1年目は、
トマトやじゃがいもなどの苗の葉のほとんどが虫に食われて網目状になり 、
無残な姿になってしまったからです。 

 

 草マルチとの出合い

 

その後、野菜屑肥料の使用は最小限にとどめて、
近所の方から教わった“草マルチ”による栽培方法に取り組むようになりました。
庭の雑草を刈って、苗の根元に敷くという簡単な方法です。
草を土の上に積み上げていくだけで、
下の方から徐々に分解して養分が土壌の中に吸収されるようです。

 

実際にやってみると、
草マルチは、土の養分になるだけでなく、水分の蒸発を抑え、
土の過度な温度上昇を防ぐことができるということもわかりました。

 

その事をフェイスブックで発信すると、
高校時代の友人から、草の上に米ぬかを撒くと、
土中の微生物が活性化することを教えてくれましたので、
すぐに実行しました。

 

菜園は生かしあいの楽園

 

実際に草マルチをはじめて、
2ヶ月くらいたった昨年の夏に、
ミニトマトの根元の草を手でかきわけてみると、
そこには、大きなミミズと数種類の虫が共存し、
土を触ると柔らかくフカフカになっていたのです。
とっても感動しました。
もちろん、美味しいトマトもたくさん収穫できました。

 

昨年はそのような方法で、
キュウリ・レタス・大根・かぶなどが収穫できました。

 

野菜、微生物、虫、そして周囲の草達が 、
おたがいに生かし合う楽園が自分の菜園にある・・・
そんなことに感動する日々を送っています。

 

 

2015nosaien

 

 

(小池 聖明)


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