オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

2016.08.19菜園活動で芽生える新たな気持ち

こんにちは、SNIオーガニック菜園部事務局の柿本です。

どんなことでも、実際にやってみると新たな発見があったり、 イメージが変わったり、心持ちまでも変わったりしますね。
わたしは、食堂で料理を作っていて、食を仕事にしています。 野菜を実際につかって調理をしますが、 野菜を自分で作ったことは、今までありませんでした。
ですが、ここ数年、家庭菜園で野菜づくりをしています。 実際に野菜をつくってみて、深く感じていることがあります。 それは、料理をしているだけでは感じない、 野菜に対して新たな気持ちがわいてくるということです。

 

 

育ってくれて「ありがとう」

菜園を始めた最初の年は、 土があまり良くありませんでした。 レタスの苗を植えても苗の大きさはほとんど変わらず、 苗のまま腐ってしまうものもありましたし、 里芋の苗を植えて育ててはみたものの 収穫量は一苗で、3個でした。 又、やせた土でも育つときいて、 大豆を植えてもあまり大きくならず、 それでも少ないながらサヤがついても、 収穫期には虫に食われ全滅しました(笑)。 それでも、最初からうまくいくとは思っていませんでしたので、 「やっぱり土づくりからだな」と気持ちを切り替えて、 せっかくなので大豆の枯れた茎や葉を土にすきこみました。 また、草刈りをした雑草をすきこんだり、 冬には寒ざらし※ということもしました。 そのお陰で、徐々に土がやわらかくなり 水はけが良くなってきました。
  今年度は、土が良くなってきたお陰で、 野菜が順調に育っています。 初めて植えたピーマンの苗が良く育ち、 現在、ピーマンが良く採れています(笑) IMG_4946 さつまいもの苗を植えたら、 現在順調に葉が繁っていて、 収穫前にさつまいもの茎で きんぴらを作ろうとおもっています。 また、ミニトマトは、良く育つと喜んでいたら、 枝が繁り過ぎで収拾がつかなくなりました(笑)。 (摘心※ということを知らず、その後、枝を整理しました)
今は、野菜が大きく育ってくれていること、 野菜が恵みを分けてくれることに純粋に有り難いと感じています。 野菜があるということが有り難い・・ ボーッと畑を眺めているのが、 わたしの好きな時間の一つとなりました。

(柿本 隆平)

※寒ざらし・・冬の期間、畑の土を30センチほど粗くおこし、 寒風と雨にうたせ、空気に触れさせ、日光にあてさせること。 そうすることで、空気をたくさん含んだふっくらとした土になり、 殺虫や殺菌の効果もある。
※摘心・・実や花を大きくするために、 新しく伸びてくる茎・枝を途中でつまみ取ること


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