オーガニック菜園に取り組んでいる生長の家の組織会員のサイトです

2021.09.03万一のときにいのちをつなぎ、力を養う―非常食を考える―

 

こんにちは、SNIオーガニック菜園部事務局の水島です。

 

 

9月5日まで防災週間です。最近も全国各地で大雨が続き、災害への備えの必要性をあらためて感じています。今日は災害時の食事への備えについてです。

 

 

◇大量の賞味期限切れ非常食

 

 

災害時の食品ストックについて、私は数年前まで、どちらかというと、あればよいという感じでした。普段の食事には気を使っても、災害時はとりあえず量があれば…というような思いがあり、缶詰やレトルトなどは、比較的安く買えるものを備えていました。
しかし、賞味期限が来てそれらを食べるとなると、―当時は極端に安い缶詰なども買っていたので―おいしくないと家族も不満顔。しかも、一度にいくつもの食品が賞味期限を迎えるので、当分、それを食べなくてはいけない。

 

その時気づいたのは次の2つです。

 

① 身も心も平常ではないだろう災害時だからこそ、心の落ち着ける食べ物を用意した方が良い

 

② 一度に大量に賞味期限を迎える食品が出ないように、少しずつ消費していった方が良い

 

 

◇ローリングストック法&カレンダー活用

 

 

①に気づいてから、普段からできるだけ食べ慣れているものを、非常食に入れ込みたいと思いました。そしておいしいこともとても大事。このことについてはいずれ別の文章に書きます。

 

② の答えが「ローリングストック法」です。このブログでも以前、紹介したことがあります。日常的に非常食を食べて、食べたら買い足し、家庭に新しい非常食を備蓄しておく、という考え方です。
非常食として何をどれくらい備えておくと良いかは、内閣府の防災情報のページが参考になります。

 

http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/73/bousaitaisaku.html

 

わが家では、このうち、缶詰などは防災用品を入れた箱ではなく、日常的に使う食品棚に置いておきます。サバ缶を〇個、ツナ缶を△個、とおおよそ在庫の数を決めておき、買い物をしないですませたいときなどに消費していくというスタイルにしました。日常的に使っていくので、賞味期限切れにはなりません。

 

一方、フリーズドライの食品は、賞味期限が長いため、期限切れの2カ月ほど前に、インターネット上で、家庭内の予定管理に使っているGoogleカレンダーに「非常食点検」と入力しておきます。そこから2カ月を目安に、非常用のカセットコンロで調理してみたり、少しアレンジして野菜をたっぷり入れてみたりして消費しています。

 

 

 

◇家庭菜園と干し野菜なども備えに

 

 

地震や水害などで物流が止まることもありえます。そんな時、私たちが日常的に取り組んでいる家庭菜園は戦力になるはずです。

 

万一のときにもいのちをつなぎ、元気に過ごすことができるように。
日常の食生活をベースに非常時についても考え、取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

(SNIオーガニック菜園部事務局、水島育子)


ページトップへ